今週のお題「いい肉」
私は「肉」があまり好きではありません。
タンパク質摂取なら魚介類や卵、大豆製品で十分なのです。
他のブログを見ると料理法とかひいきの店とか、とにかく「おいしそう」な写真が載っていますが、こちらのブログではそういうポジティブなお役立ちネタは紹介できそうにないことはあらかじめお断りしておきます。
肉の何が苦手というと「臭み」です (~_~)。
肉汁だの肉のうまみだのとありがたがる人が多いけど、口に入れた瞬間感じる臭さ、あれがもういや(>_<)!
だから、ラーメンの上に載っているチャーシューなどその上に胡椒をたっぷりかけそれでごまかして食べています。
ハンバーガーとかステーキとかも食べられないことはないですよ。
それは調理法とたれorソースでいかに臭みを消してくれるかがポイントです。
でもそれって肉そのものが美味なのではなく、調理法が上手で、たれやソースがおいしいだけじゃないの?
と、私としては考えてしまうのですよ。
この感覚って今の時代だともうレアになってしまっているかもしれません。
そもそも日本に肉食が入ってきたのって明治以降じゃないですか!
明治天皇も肉が嫌いだったけど、西洋人と食事をする機会も多く国民に範を示すためにお召し上がりになっていたとか、おいたわしや~(-"-) …。
すき焼きは肉食の習慣のなかった日本人に、いかにして抵抗なく肉を食べてもらえるか試行錯誤の結果あみだされたごはんにも合う肉料理なのですね。
上質の肉をたっぷりのしょうゆと砂糖で味付けして、肉の臭みが苦手な私でもおいしく頂ける偉大な調理法なのです。
そして肉食の本場、ヨーロッパでは肉が臭いという感覚はなかったかというとそうではない!
ヨーロッパに自生していた植物の中でも、香りが強く薬効のある植物をハーブと呼びます。
ローズマリー、タイム、オレガノなどは肉の臭み消しに有効です。
特にセージは、豚ひき肉を混ぜ合わせ加工されそれは「ソーセージ」と呼ばれるようになりました。
ヨーロッパに自生した植物だけでも有効な植物は数多くあったのですが、それよりもさらに強力な臭み消しの調味料!
それは「胡椒」!
胡椒の臭み消しパワーすっごーい!
それまでのハーブというものなどあっという間に倉庫番にしてしまうような
ソシャゲで言うならぶっこわれキャラ的な…?
感じの調味料だったのでしょう。
航海術と造船技術が発達していなかった時代には、イスラムを経由してヨーロッパにも
胡椒がはいってきてはいました。
それは貴重なものだったがゆえに黄金と同じ価値があるといわれたのです。
胡椒をイスラムを経由せず直接仕入れることができたら大もうけできるんじゃないかい?
造船技術などの発展とともにこの考えが実現できるようになりました。
アメリカ大陸を発見したとされるコロンブスが最初に目指したのは胡椒の原産地インドですから。
もっとも、その後の大航海時代については
ヨーロッパ人がアフリカ・アジア・アメリカへの大規模な航海を行い、"発見"した土地で略奪や搾取の限りを尽くした時代。
ウィキペディアより
であり、とても美化できるものではありませんが…。
☆本日の癒し~肉が苦手なら俺が食べちゃる~☆
ではまた(^^♪。