今日の記事は建国記念の日にちなみ、
日本とギリシャの神話を比較し共通点を上げていきます。
- 「建国記念日」ではなく「建国記念の日」
- 最初に生まれた子は障害を持って生まれた
- 荒ぶる海の神と目に見えない世界をつかさどる冥界の神
- 古事記の真実は一つじゃない
- ☆本日の癒し~うちの狛犬ツインズ(親子だけど)~☆
「建国記念日」ではなく「建国記念の日」
2月11日、戦前は「紀元節」と呼ばれ、神武天皇が即位したとされている日です。
太陽神天照大神(アマテラス)の孫の
(字が難しいのでここからはカタカナ表記にします)
その方が天孫ニニギノミコトが降臨されたという九州(高千穂)から
近畿地方へと征服の旅を続け初代天皇の座におつきになられたのです。
神話時代に近い人物なので実在していたかも定かでなく、諸説あります。
戦後GHQによって日本文化からの神道を排除する目的で「紀元節」は廃止されます。
しかし、その占領が終わると再び復活の機運が高まります。
歴史的に確定されている事実ではないと議論が紛糾し、
各国が設定している「建国記念日」ではなく
「建国記念の日」という呼び名で1966年に国民の祝日に加えられました。
「の」が付くか付かないかで何が違うんや?と、
いうツッコミはしたくなりますにゃ(;^ω^)。
最初に生まれた子は障害を持って生まれた
最初に生まれた子は足が曲がっていたなどの障害を持って生まれたとされています。
過去記事にも書きましたが('ω')ノ
これは古代の女性の出産年齢が低かったために
最初の妊娠では流産や早産、あるいは死産など
無事に生まれてこないケースが多かったことを反映しています。
手足が異形であったという伝承のほかに
胞状奇胎だったのでは、と、いう推測もされております。
荒ぶる海の神と目に見えない世界をつかさどる冥界の神
古事記において日本の国を作ったとされる
イザナミのもっともすぐれた子供たちは
太陽神アマテラスの系統が現在の皇統にも連なっているとされ、
古事記という神話を含む日本最古の歴史書において主流となっております。
そしてそれとは別の系統の話として
アマテラスの弟にあたる海の神スサノオがおります。
このスサノオ君、「お母さんが死んで悲しいよ」;つД`)゜・。
と、泣いてばかりで海の世界を治めようとしないので、
父であるイザナミが怒り、追い出されてしまいます。
その後姉であるアマテラスを頼って天上に行き、
そこで紆余曲折ありますがしばらくお世話になることになります。
しかしスサノオ君、天上世界でも悪さばっかりしたので
またまた追い出されてしまうのです。
細かい話は今記事のテーマではないので省きますが、
その後もヤマタノオロチ退治など冒険話がいっぱい(*‘ω‘ *)!
海の神ポセンドンとよく似ているといわれているのです。
ポセンドンも最高神ゼウスの兄弟ですからね。
また縁結びの神として有名な大国主命(オオクニヌシノミコト)ですが、
こちらは冥界(死者の国)をつかさどる神であり、
死者の国という目に見えない世界をつかさどるから、
同じく目に見えない「人の縁」も司っているだろうということで、
スサノオとは義理の親子関係にあたります。
ギリシャ神話のほうの冥界の神ハデスは
ポセイドンと同じく、ゼウスとは兄弟関係にあります。
最高神と近しい血縁の神が「海」や「冥界」を治め、
主流とは別の系譜にて純粋な味方とは言えない存在感で
「ものがたり」を盛り上げている、というのも共通点ですね。
古事記の真実は一つじゃない
そうした人の行き来が同じような話が伝わっているもとになったのではないか?
上記の話のほかにオルフェウスの伝説と
イザナミが亡き妻を訪ねて冥界に降りる話がよく似ています。
神話の話が描かれているで真実じゃない、ウソばっかりだ!
と、私が中学生の三十年以上前には「古事記」も「皇室」も教師たちがこぞって否定をしておりました。
たしかに神話はほとんど古代の人々の想像でしょう。
当時の政権に都合のいいように脚色された部分はあれど、
それを含めここに書かれている話の背景となった事件はなんだったろうか?と、
頭の中で推理してみるのは楽しいのですよ。
☆本日の癒し~うちの狛犬ツインズ(親子だけど)~☆
我が家ではワンコたちを駐車スペースの近くにつないでいるので
二匹が駐車スペースの左右にお座りして待っているのですよ。
その様はまるで我が家の「狛犬」です。
例えるならいつも穏やかなメイ(左)はニコリン坊で
よく吠えるユズ(右)がオコリン坊かな。
ツインズ (双子)じゃなく親子だけど(;^ω^)。