今週のお題「ねこ」
まず最初にお断りしておきます。
今回はシモの話が中心になるのでお食事前などに読まれるのは
あまりお勧めいたしません<(_ _)>。
2013年の11月、犬のメイの散歩の途中の雑木林で
子猫のマオを発見し保護しました。
その時のことについては、
上の記事にも少し書いておりますが、
今回はそのあとのことを詳しくお話いたします。
保護した当初のマオは鼻が少々薄汚れております。
これは洗ってやってもしばらく落ちませんでした。
ひもじくて土にいるムシやカエルで飢えをしのいでいた模様…。
なぜそれが推測できるのか?
と、いうのをこれからお話いたします。
マオを保護した翌日、獣医につれていき健康診断、
大きさからたぶん3~4か月くらいではないか、と言われました。
特に大きな異常がなかったのですが
便から寄生虫の卵が発見されたのです。
これは出さなきゃなりません。虫下しってやつですね。
経口薬をいただいたのだけどどうもこの子は薬をのまない
犬のメイやユズならフィラリアの薬でも
お菓子感覚でパクパク食べてくれるのに、
マオときたらえさに混ぜてもそれだけ避ける、
大好きなウエットのえさの中にこそっと混ぜても
それだけ巧みによけて食べるのだ、
仕方がないのでゴマすり鉢で粉上にすりおろして
餌にかけて食べさせました。
そして数日たった土曜の朝、
二階の寝室からリビングに降りると
大惨事が広がっていました。
マオのしっぽの下、肛門から何やや節状の長いものが垂れ下がっており、
しかもリビング中柔らかいウンがまき散らされています。
なんじゃぁ~、こりゃぁ~( ゚Д゚)!
トイレを覚えていなかったわけではなかったのですが、
お尻に長い節状のものをたれ下げながら、
ウンをゲリラ豪雨のように部屋中にまき散らした模様"(-""-)"…。
お掃除はまき散らされている状況に応じて
ウエットティッシュ、キッチンペーパー、ぼろ布、
そして消臭剤などを使って地道に、
部屋の端っことか目につかないところも汚しているかもしれないので、
隅々まで見渡して掃除を終え、そうこうしているうちに、
獣医さんの診察開始時間になったので、
節状の物体をたれ下げたまま、マオを連れて行きました。
マオがたれ下げていた節状の長いもの?
これが初見の私にはなにか内蔵のような物体に見えました。
腸(ーー;)?
ああ、この子は何か不治の病にかかっていてそれで捨てられたのか?
体の中にある「腸」が飛び出すような病気、どんな難病やねん"(-""-)"、
正直、にんげんのお財布のほうの心配も致しましたが…。
しかし獣医さんに見ていただくと
「ああ、虫ですね、薬をのませたからでたのでしょうね。」
と、おっしゃって指でピロ~ンと
垂れ下がっているものを引っ張って取られました。
それだけ(・_・;)?
さっきまであれだけ気に病んでいたのが何だったのか?
拍子抜けするほどあっさり治療は終わりました。
野良でさまよっているときにヘビやカエルを食べ感染したのではないか?
と、獣医さんはおっしゃっていました。
マンソン裂頭条虫 (別名サナダムシ、英語ではテープワーム)
- 第一間宿主 ケンミジンコ ノミ
- 第二中間宿主 カエル ヘビ ドジョウ スッポン
- 最終宿主 ネコ イヌ タヌキ キツネ
中間宿主の体の中では幼虫のまま最終宿主の中で成虫となる
大きいものは長さ250センチまで成長するとか…。
その後、最初の時ほど大きくはないものの、
二回ほどマオはマンソン条虫をお尻から出し、
それはもう要領が分かったので自分で引っ張って取りましたが、
あまり気持ちのいいものではありませんでしたね。
お口直しにマオの寝姿をどうぞ('ω')ノ。
前足がなぜか「気をつけ!」の体勢。