ちまたではコロナ禍ゆえにアマビエちゃんが妖怪アイドルに仕上げられております。
まあ、それもかわいいのですが、今回は私自身の推し妖怪のことを語らせていただきます。
【すねこすり】
岡山県に伝わる妖怪。
夜道に通行人の足元をこすりながらすり抜けると言われる。
昨年度放送の「ゲゲゲの鬼太郎」第六期でこのすねこすりが登場する話が泣かされるとの評判でした。
だが、地上波で初回放送されていた時には私は見ておらず、この前のゴールデンウイークにアニマックスで無料放送されていた分を録画し、この前やっと視聴したのです。
放送が昨年だったのでネタばれも含め、すでに多くのサイトで紹介されていますが、自分も書きたくなったのでしばらくおつきあいください。
ある過疎化している村で、おばあちゃんにかわいがられているシロという猫(犬?)がいました。
そのおばあちゃんのところに都会に出て行ったフリーターの息子が帰ってきます。
二人は喧嘩別れをし、それを見てシロは息子を敵だと思って威嚇し、その様子に異常を感じた息子は鬼太郎に相談をし、鬼太郎はシロの正体がすねこすりであることを見ぬきます。
シロ(すねこすり)は巨大化し「なぜ僕から母ちゃんを奪う!?」
と、憤ります。しかし目玉おやじは、
「お前が一緒だとおばあちゃんは気力を奪い取られ弱っていく。」
と、衝撃の事実を告げます。
自分が妖怪であったことを初めて知り、しかも自分がそばにいると、いずれ彼女が死んでしまうことをしるすねこすり。
何も知らないおばあちゃんが帰ってきたシロを抱っこするのですが、シロ(すねこすり)は思い悩んでいます。
そして黙って姿を消すすねこすり。
おばあちゃんは弱った体に鞭打って雨の中シロを探します。
そして森の中でクマに遭遇、巨大化しておばあちゃんを助けるすねこすり
おばあちゃんはそれがシロだと気づき抱きしめます。
しかしすねこすりは
「正体がばれちまったか、寂しいばあさんをだますのは簡単だったぜ」
と、悪態をつきます。
そして息子が駆けつけ、すねこすりに母親が襲われていると思い、彼女の前に立ちふさがってかばい、持っていた傘ですねこすりを攻撃。
すねこすりはやられたふりをして彼らの前から姿を消しました。
その時の何とも言えない画像。
(左)巨大化したときにはずれた首輪を口にくわえ、
(右)鳴き声は雨音にかき消されました。
だめだ!
最後の方の画像を張っただけでやっぱりウルっとくる(´;ω;`)ウッ。
それにしてもこのすねこすり、犬の妖怪との説もあるのですが、やっていることはほとんど猫。
アニメの中でもにゃあと鳴いていましたし…?
目玉おやじが言うには、すねこすりも昔は人通りの多い街角に住み着いて不特定多数の人から少しづつ気力をもらっていたのだけど、時代の変遷とともに過疎化で人が減り、一人の人間から気力をもらうようになったせいで今回のような事態が起きた、と。
普通のわんにゃんは人間に気力を与えるのですけどね。
すねこすり、かわいそうでした。
その後の話で、ゲゲゲの森にいたすねこすりがちょこっとだけ描かれていて見ていた人を安心させてくれたのですが。
最後にうちのすねこすりの画像をどうぞ。
帰ってきたぞ、早く窓を開けるにゃん(マオ)。
ガラス越しなので画像がちょっとぼけてます。
いやほんと帰ってきていの一番にするのが、人間の足やその他いろんなところにスリスリですからね。
キックも受けて立つにゃ(マオ)!
ちょっと足で遊んじゃいました('◇')ゞ。