虹の橋のたもとの子どもたち4 ~たもとに来たいきさつ、ラテの場合~

前回のお話👇

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たもとに来たいきさつ、ラテの場合 

真っ白な毛並みの母猫からラテはきょうだいとともに生まれました。

目が開いてすぐに見えたのは

銀灰色の冷たい質感の壁に覆われたところでした。

そこは冷たい質感の壁とはうらはらに暖かい場所でした。

 

少しづつ歩けるようになり、外に出ると、

柔らかい質感の「土」というもの。

そこに生えている「植物」というもの。

その横には硬い質感の「道」というもの。

小さな体ではとても回り切れない広い世界が広がっていました。

 

大きな壁の向こうから二本足で歩く大きな体の生き物が出てきました。

 

人間は「あるもの」を下に置くと扉の向こうに消えていきました。

母猫はそれを食べ始めました。

ラテたちも真似をして食べてみました。

ころころと小さい石のような形のいいにおいのするもの。

それが母猫のおっぱいの他に初めてラテたちが口にしたものでした。

「あれは人間という生き物よ。毎日あの壁から出てきて食べ物を置いてくれるから、それを食べるといいの。でもあの生き物に気を許しちゃダメ、いいわね。」

母猫は子猫たちに言い聞かせました。

 

なるほど人間はスキを見つけては、しきりにラテたちに手を伸ばしてくるのです。

「いにゃっ!」

油断せず気配を感じてはさっと身を引き、その手をかわしました。

「どうだ!そう簡単にはつかまったりしないぞ!」

人間は仕方なさそうに距離を取ります。

子猫たちはその生き物を観察したりもしました。

警戒心を緩めず、子猫たちが母猫をまねて人間に対処している一方、人間に触られても動じず悠然としている猫もいました。

ラテたちより一年早く同じ母猫から生まれた兄猫でした。

「兄ちゃんすごいな。怖くないのかな?」

「へーき、へーき!」

黒の長毛の兄猫はそういって、人間に対して額をこすりつけたりしていました。

 

次回はこちら('ω')ノ。 

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☆作者あとがき☆

舞台はあちらの世界の虹の橋のたもとから

猫博士が言うところの「現世(うつしよ)」に移っています。

 

時間的に過去にさかのぼり、

子にゃんこ二匹があちらの世界に行くまでの話を書いているのですが、

それは現実に起こった「悲劇」を書いているわけで、

去年「黒猫追悼記」でも書いたけど、

やっぱり悲しいですね。

 

ネタバレになるので今回は過去記事紹介なしで💦

といっても、すでに虹の橋のたもとにきているのだから

だいたいわかってしまうにゃんこね。

 

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三きょうだいがおさまった画像。

 

☆おまけ~へそ天キック~☆

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へそ天キック!(マオ)

 

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もういっちょ!(マオ)。

はいはい、仲良くけんかしな(ブログ主)。