昭和ネコ令和を歩く

ある時は人目線、またある時は猫目線

虹の橋のたもとの子どもたち6 ~ラテ誘拐未遂事件?~

前回の記事はこちらです👇 

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ラテ誘拐未遂事件?

ある日のこと、ラテはいつものように人間が壁の向こう側から出てくるのを見て、近づいていきました。すると、

「いにゃっ!」

油断していました。

ラテはいきなり抱きかけられ、壁の内側へと連れていかれたのです。

そしてさらに小さく四方を壁に囲まれた箱のようなところに押し込められました。

壁の一つが網のようになっていたので、外の様子がかろうじて見えますが、人間の脚がうごめいているのが確認できるだけです。

「おい!何するんだ、出せよ!出せったら出せっ!」

力の限り叫びました。

ラテが何度も叫んでも、箱の扉は動きませんでした。

そしてラテがだいぶ疲れたころ、網目状の扉が開き、ラテは疲れていたけど力を振り絞って飛び出しました。

人間は再びラテを捕まえようとしたけど、ラテは小さいながらも威嚇をし、人間を退けました。

 そして開いている窓から飛び出し、ラテは無事に母猫たちのもとへと帰り着いたのでした。

 

人間は次の日も何事もなかったかのようにエサを置きに来ました。

ラテはその瞬間、何十メートルも離れたところに逃げそして叫びました。

「おーい、みんな、だまされちゃダメだ!」

しかし母猫もきょうだいたちも意に介せず、人間に近づきエサを食べ始めました。

人間が姿を消すまで何度もラテは叫んだけど、他の猫たちは、

「食べないの?」

と、のんきに聞いていました。

人間が扉の向こうに消えると、ようやくラテもエサに近づくことができましたが、

「もう、みんな、わかってないんだから!」

恐怖の体験はラテの心にしっかり根づいたようです。

でも、その「恐怖体験」は、他のきょうだい猫達には深刻に受け止めてもらえなかったようです。

ラテは大いにむくれ、事あるごとにその「恐怖」と、それにひるまずなしとげた自分自身の「大脱走」劇を語りましたが、効果については疑問符が付いていました。

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次のお話はこちら👇 

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☆作者あとがき☆

人間による「小さな親切」が

猫にとっては「大きなお世話」となってしまった事件です(-_-;)…。

 

子猫というものを甘く見ていました。

 

物語内の事件を「人間目線」で語っているのが、

こちらの記事です('ω')ノ。 

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ではまた(^^♪。

 

☆おまけ~のんびり庭散歩~☆

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 ええお日和やね(マオ)。