昭和ネコ令和を歩く

~Show a Cat walk in 00~

歴代NHK大河ドラマから『麒麟がくる』のラストを推理する

今年もあと一か月半を残すところとなりました。

例年であればNHK大河ドラマは終盤、

麒麟が来る』でもそろそろ本能寺の変につながる

何かが起こってもおかしくないころなのに、

新型コロナによる中断のせいで、

いまだ織田信長明智光秀は蜜月状態です。

 

来年の二月までやるとの情報がありますが、

ちゃんと「本能寺の変」からの、

秀吉「中国大返し」、そして「天王山での戦い」

までまで、光秀の最期にかかわる出来事は

描いていただかなきゃね、NHKさん(=゚ω゚)ノ!

 

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歴代大河のラストを三つに分類

それにしても明智光秀という従来のイメージだと裏切り者。

 

昨今だと主人公によっては

悲運の最期を遂げた良きライバル的な立ち位置で

描かれることもありましたが、

そういう人を主人公にしてどうやってまとめる気なのだ?

 

その問題を推理すべく、

歴代大河ドラマのラストを考察してみると

大きく三つに分けることができるのに気づきました。

  • パターン1-主人公大往生
  • パターン2-主人公は死なず歴史のエポックメイキング的なところで終了
  • パターン3-主人公は死にその後のことを少し描いて終了

 

ブログ主の好みと偏見に基づき💦

これらのパターンに当てはまるドラマを挙げてみましょう。

 

パターン1主人公大往生

私が記憶するところでは

渡辺謙主演の『独眼竜政宗』とか、

中村橋之助主演の『毛利元就』などがそうでしたね。

 

独眼竜政宗』でのラストは

渡辺謙のほか子役及び少年役を演じた役者三名が

一緒に登場しあの世から迎えに来た母義姫に導かれて大往生。

 

義姫は家を守るために息子である政宗を毒殺しようとして未遂。

そのわだかまりが解けたみたいな形で終了してました。

 

毛利元就』はすでにあの世に行っていた家臣や家族が

今わの際の元就の前に現れ一緒に楽しそうに旅立っていきました。

 

どちらも共通しているのは、

天下を取るまでには至らなかったものの、

それなりに満足した生涯を終え

家もそれなりに続いてるということでしょうか。

 

うん、これは明智光秀のパターンには無理だな(´-ω-`)。

 

パターン2主人公は死なないけど…

こちらのパターンのドラマは以前記事で紹介した👇 

mishablnc.hateblo.jp

北条政子が主人公の『草燃える』が当てはまります。

 

他には豊臣秀吉の正妻ねねが主人公の『おんな太閤記』でも

ラストは大坂夏の陣で豊臣家は滅亡し

淀殿豊臣秀頼は自害します。

正妻のねね(北政所)は京都の寺に隠居しており

そこからも大阪城が焼け落ちる焔が見え、

手を合わせていると亡き夫秀吉(西田敏行)の霊が現れます。

「淀も自分の思うとおりに生きたから満足であろう。

おかか、今度生まれた時は一生いっしょに百姓をしような。」

と、いうようなことをいって消えていきました。

 

さらに『利家とまつ』では夫の利家は死んでいたけど

妻のまつは徳川の人質になることを了承して終了。

 

女性が主人公を張るドラマだとこのパターンが多いですね。

 

例外的には1996年放送、竹中直人主演の『秀吉』

 

こちらは秀吉絶頂の醍醐の花見までしか描かれていない、

そこから先は幼い秀頼が心配で死ぬに死にきれず、

実際に豊臣家はその数十年後に滅ぼされてしまいますからね。

 

しかしこのパターンは秀吉はともかく明智光秀では無理だな。

さすがに本能寺の変を描かない明智光秀なんて…。

 

パターン3主人公が死んだ後も描いて…

こちらは二年前の西郷隆盛が主人公の『西郷どん

西南の役で西郷が戦死したのち、

盟友だった大久保利通が暗殺されるまで描かれていました。

 

また以前紹介した『武田信玄』でも('ω')ノ、

mishablnc.hateblo.jp

 

主人公信玄が京への道半ばにして死亡してのち、

跡を継いだ勝頼に家臣がついてこないさまを描き、

なんだかうつうつとした様子の武田家を描きます。

(実際滅亡してしまうわけだしね。)

そこまでだったら救いようのないラストですが、

ドラマでは信玄の宿命のライバル、

柴田恭兵演じる「あぶない刑事」じゃなかった

上杉謙信手取川の戦いで織田信長

コテンパンにやっつけ不敵に笑うシーン、

主人公は誰だったんだ?状態で終了でした。

 

どちらも志半ばに倒れ、家そのものも滅んだりして栄えていない、

という人を主人公にしたときにこういうまとめ方することが多いですね

 

光秀に対してもこのパターンかな!

 

明智光秀が秀吉に倒された後も、

「彼の意思は家康によって引き継がれた」的な感じで…?

家康幼少期から非公式にかかわりを持っているシーンが

ずいぶん描かれていましたからね。

 

あとは唯一生き残った次女のたま(のちの細川ガラシャ)のことも

詳しく描くかな?描いてほしいにゃ(●´ω`●)。

 

おねがいしますよ、NHKさん。

 

☆本日の癒し~花も花なれ、猫も猫なれ~☆

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タイトルは明智光秀の娘・細川ガラシャの辞世の句のもじりです。

 

元歌は「散りぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ」

 

名歌に対してなんちゅうパロディ方するんじゃい💦

画像もう一枚、どぞ('ω')ノ。

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ではでは(^^♪。