前半の記事はこちらです。
前回の記事で「不快感を伴う事柄は強く記憶される」というようなこともかきました。
業界の忖度は、実際に彼らがしでかした事柄以上にわるい印象をともなって記憶されるものですね。
「容疑者」じゃなくて「メンバー」と呼称
代表的なテレビ業界が同事務所に忖度した件といえば、元SMAPの草なぎ氏や稲垣氏が警察に逮捕された事件でしょう。
放送ではその呼称で「容疑者」ではなく「メンバー」という語を使い視聴者に違和感を持たせまくっていました。
ファンも非常識、ただ…、
草なぎ氏の事件の時にびっくりしたというかあきれたのが、警察にファンの抗議電話が殺到したということです。
稲垣氏の件もそうだったけど、犯罪の内容はけっこうしょぼいというか…。
後のTOKIOの山口氏やそのほかの案件に比べるとなんだその程度か、と、言ってしまいそうなことだったのです。
ただ、抗議電話の件でジャニーズタレントのファンやジャニーズそのものに対する見方が、申し訳ないけどものすごく悪くなりました。
近所から通報があったら警察も出動せざるを得ないし、どんだけしょぼい軽犯罪でも逮捕されることをしてしまったこと自体はしょうがないでしょ。
それを自分たちの好きなアイドルだったという理由だけで、いつ人の生命や財産が脅かされる緊急の電話が入るかもしれない警察の電話回線を抗議電話でふさぐって非常識極まりないわ!
ついでに言うと女性週刊誌で陰謀論までもちだして、草なぎ氏擁護の記事が出ていたのには辟易しましたわ!(呉とかいう名字の人の記事だったかな。)
こののち、稲垣・草なぎ・香取の三名がジャニーズ事務所を退所しました。
ジャニーズ事務所の圧力なのか?業界側の忖度なのか?
それは、さだかではないけど、彼らが仕事を干されている状況に声を上げて事態を改善させたのはファンの動きはあっぱれ、素晴らしい\(^o^)/!
結局、元SMAPのメンバーの一件に関しても、見苦しいのはテレビ業界の「忖度」ですね。
彼らを干した結果、印象が悪くなったのはジャニーズ事務所ですから、テレビ業界は同事務所に媚を討って恩を与えたつもりが、足引っ張ってただけという本末転倒な形になっていました。
モリカケ報道が効果なかったわけだ
そのほかメディアがスルーしているジャニーズの醜聞に、ジャニー喜多川の少年たちへの性的虐待があります。
これについては私が二十代のころに文春が報じていたのを読んだ記憶があります。
その後、ジャニーズが名誉棄損で訴え賠償が認められたけど、少年たちへの性的虐待は事実認定されました。
(名誉棄損は公表したことが事実であっても認められるからね)
未成年への性的虐待ですよ。
それを業界の大物だったからと言って、口をつぐんでなかったことにしておきながら、逆に安倍政権下のモリカケ問題では「忖度」という言葉が踊りまくり…。
どの口で官僚が行った「忖度」をあれだけしつこく報道してきたのかな?
安倍政権に関しては一部ではあるが特定のメディアが蛇蝎のごとく嫌っていて、それこそ安倍を引きずり下ろす好機!みたいな感じでノリノリで放送するもんだから逆に見ていてうんざりしたけど、結局その件で引きずりおろすことはできなかったんですよね。
そりゃそうでしょ!
メディア業界自身はもっとあからさまに一般国民から理解されないし受け入れられない「忖度」を続けてきたのだから、そのメッセージに説得力なんて持たすことできないですよ。
☆本日の癒し~白と黒があるのはいいけど~☆
白と黒の子ワンコたちの画像です('ω')ノ。
白も黒もあっていいけど、黒を白と言いくるめるような真似は、相手が有力芸能事務所のタレントであれやっちゃいけないよね。
PS,テレビの忖度の対象ですが、ジャニーズだけでなく吉本興業でも過去に不愉快な事例、島田紳助の暴行事件放送自粛とか不信感を持ったことがあったのも付け加えておきます。