「許す(べき)ハラスメント」について(後編)

前回の記事はこちらです👇

mishablnc.hateblo.jp

 

許すべきと強要するハラスメントの話、

三部作になってしまいましたが

今回は自分が受けた被害を受けた場合の話です。

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人間社会あるある話 

昔何かで読んだ社会(心理)実験にこんなのがありました。

 

被験者に対しホテルのボーイにわざと無礼な態度をとってもらいます。

そして怒っている被験者に対し、

「実はあのボーイさんは家庭で問題があってカクカクシカジカ、

昨日も家でカクカクシカジカ…。」

と、ウソですがボーイの抱えている事情を話すのです。

失礼の度合いは小さい場合は

「そういう事情なら仕方がないね」

と、怒りをおさめ逆にボーイへの同情を見せたりもするのだけど

失礼の度合いがとてつもなく大きい場合は

「そんなこと私には関係ないだろ!」

と、さらに怒りを増幅させる結果となってしまったのです。

 

この話を読んだのが昔すぎて出典もわからないのですが、

人間心理あるあるですね。

 

そして、ここからは私が考えた続きですが、

とてつもなくひどい無礼を受けたBがいつまでも怒っているのを見て

ちょっとした無礼を受けただけのAが、

「もういいじゃない、ゆるしてやりなよ。」

とでもいったとしたら…。

 

さも自分のほうが寛大で徳目において上をいっているので、

人格的に劣ったもののわからん奴に忠告してあげる、

みたいな態度をとる輩、人間社会いるいるですね。

 

あとなんでも丸く収めて水に流せばいいと思っている輩

いじめだろうと、DVだろうと、虐待だろうと、

「君にも原因があるんじゃないの」

「過ぎたことをいつまでも根にもたないで。」

「許しあうのが大事だよ。」

どいうわけか強い立場で加害行為を行った側には

何も言わないか、言っても申し訳程度にしか言わないで、

被害者側の方に罪の意識を植え付けるような物言いで、

親切に忠告している「つもり」の輩、

昔の村社会じゃそういうのが仲介役みたいな顔して

問題解決した(つもり)んだろうけど、

犠牲を強いられた弱い側は限界を超えれば

精神を病むかもしれない、しかしそうなったところで

「ああいうおかしな奴だから…。」みたいな形で

村社会や今よりも人数の多い家族の中で

切り捨てられられてきたのだろうな。

 

傷ついた事実に目をふさぎ続けていると

昨今は「優越的な立場」に胡坐をかいて、

相手の嫌がる言動をすれば「ハラスメント」が指摘されるようになり、

弱い立場の者がやられっぱなしになるとかいうことが、

あってはならないという「建前」が重んじられるようになりました。

 

あくまで「建前」は、というだけで現状は?

マスコミをにぎわす報道ですら、

セクハラや性犯罪が起これば必ず「ハニートラップ」扱いする発言が

大物と言われる男性芸能人が

MCをしている番組から出たりするくらいだし、

番組内でセクハラ発言をその大物芸能人がすれば

それをうまくかわした女性ゲストに賛美の声が集まったりして、

国民の共有財産である公共の電波における放送がこれですから。

 

セクハラにおいては敵は男性ではなく、

それが大きな問題になっていなかった頃を生きてきた

おばさん世代まで受けた被害を訴える若い女性を

さらに傷つける言動をしたりするのが困った話です。

 

こういう現象は各種ハラスメントだけでなく、

体罰」においても、特にスポーツの現場ですが、

それによって自サツする子まで出たというのに

それでもその指導者のやり方を擁護し支持する者が

確か2016年の桜ノ宮高校のバスケ部でありましたね。

 

ハラスメントであれ体罰であれ肯定したり擁護するような輩は

過去に自分もそういう「指導」を受けてきたけど、

叩かれたのは自分が悪かったのであって

今は感謝しているとか言うけど詭弁ですね。

 

誰だって何か自分に原因があったとしても

最初に叩かれた時は痛かったはずです。

 

暴力(暴言)という手段でしか指導できない指導者のやり方を

子供という弱い立場で受け入れるしかなかった頃の

心の傷に目をつぶって受け入れ(許し)続けた結果が、

体罰による悪影響が明るみになっても、

子どもが苦しんで自殺にまで追い込まれても、

その手段を盲信するような

「卑怯さ」と「愚かさ」につながっているのです。

 

セクハラを含む各種ハラスメントだって、

最初にそれを受けた時の嫌な気分、

それを受け入れず(相手を許さず)忘れなければ、

同様の被害を受けた若い人たち

さらに追い込むような言動をするのではなく、

自分たちの時代には不可能だったけど

一緒に改善していこうという発想になりそうなものですけどね。

 

過去のことを許さないというとしつこい印象を与えるけど、

傷つけられたことを許して受け入れたことによる弊害は

 

自分のみならず、自分の後から続く若い人たちに対して

重大な害悪を与えているということは、

昭和を生きた私と同じ世代の人間には

特に気づいていただきたいですね。

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☆本日の癒し~マオの柔軟~☆

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 どうなっているのだ、この体( ̄▽ ̄;)。

 

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 もういっちょ!

 

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室内でも('ω')ノ。ではまた(^^♪ 。