昭和ネコ令和を歩く

ある時は人目線、またある時は猫目線

虹の橋のたもとの子どもたち 3部Part11 ~黒い霧が消えても~

前回の話はこちら👇

mishablnc.hateblo.jp 

 

黒い霧が消えても 

一人と一匹、少女と猫博士の様子を奇異な目で見ていたのはタダヒトだけではありません。

他の猫たちも、

「すっげえな、猫博士があの人間に声かけてる時だけ黒い霧が発生しない。」

ペペがつぶやきました。

「病気がうつらないようになるワクチンでも持っているのかな?」

モップ兄も首をかしげてみていました。 

「でも猫博士が離れるとまた黒い霧が出てくるんだな。」

ラテは警戒を怠らず言いました。

ペペも後ろからついてきています。

「油断せずあの子もやっぱりできるだけ離れたほうがな。」

「だったら度胸試しでもして遊ぶ?あの子は僕らより小さくて身も軽そうだから。」

時々一緒に遊ぶようになったペペが言いました。

「お前はそれしかないのか!」

ラテがいいました。

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ラテはできるだけ名無しの女の子が人間の少女に近づかないように、気にかけないように、離れたところにひんぱんに遊びに誘いました。

しかしちょっと疲れて休んでいると、なぜか女の子は彼女の方に目を向けており、ラテが声ををかけて引き止めなければ、そちらの方に歩いていこうとするのです。

 

そしてある時、名無しの猫は人間の少女の足元にまで近づいていました。

 

その時少女は一人で座り込み、猫たちの目から見て黒い霧を発していたのです。

 

「うわっ、すげえ!タダヒトじゃなくあの人間の方で度胸試しやろうとしてる。」

ぺぺがそれをみていいました。

「お前が変なことばかりけしかけるからだろう!」

ぺぺとほぼ同時にそれに気づいたラテが怒鳴りました。

「よせっ、病気になるぞ!」

ラテが必死に大きな声で女の子の猫に伝えようとしました。

しかし女の子の猫は躊躇することなく、人間の少女の胸元に飛び込んでいきました。

 

☆作者あとがき☆

人の思考という目に見えないものが

「黒い霧」という目に見える形で表れるのが

たましいだけのあちらの世界。

 

猫博士たちには内容が分かっているので

恐れる必要がないと判断できているのでしょうが、

人間の生活や人生に理解の乏しいわんにゃんたちには

その考えの内容が「黒い霧」に見えていたようです。

見た目があれだから「病気になる」かも?と、怖れて…。

 

目に見えないもので実際に病気になっちゃう

この世とはぎゃくですね。

 

☆おまけ~へそ天を縦にしてみると~☆

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猫飼いが愛してやまないへそ天画像('ω')ノ。

 

ちょっと縦にしてみました。

横にいる不可思議な生物はWindows10の3D加工

左端がさびしかったもので…。

 

へそ天加工はまだ続きがあり、

それは次回の記事にて紹介いたします。

 

ではでは(^^♪。