前回の話はこちら👇
うつしよに残されていた妹
猫博士がスマホで様子を確かめていたラテたちの妹。
七年もうつしよに滞在しています。
一緒に生まれた彼ら三匹の母猫は、オスであるラテとペペには成長した後の旅立ちを促しました。
そしてメスである彼らの妹には、兄弟たちが生まれ育った場所に滞在して生きていくことを促していました。
彼らの妹はモップ兄のおかげで人間とうまくやるすべを覚えました。
子供も一度だけ産み、その子たちは人間が見つけた別の家にもらわれていきました。
その後、彼女は子供を産むことはありませんでした。
そして数年後に相棒のような猫がやってきてずっと仲良く暮らしていました。
人間は彼女に「チビ」という名をつけていました。
小さいという意味ですが、一緒に生まれた兄弟の中で一番大きく成長し、長くうつしよにいたのは彼女です。
しかし、穏やかで楽しい日々は病によって陰りを見せました。
猫博士がのぞいた時には口の中にでき物ができ食事をするのも難しくなっていました。
猫博士はスマホを見ながら
「ええい、もう食べられんのじゃし、ぐずぐずしとらんで、はよこっちに帰ってこんか!なぜにそんなにうつしよに滞在し続けたがってるんじゃ!」
☆作者あとがき☆
以前連載していた「黒猫追悼記」のチビ、
ようやく登場です('ω')ノ。
虹の橋の話ではこちらで語られています👇
こちらは「黒猫追悼記」👇
ラテがいなくなってからの話が書かれています。
☆おまけ~ひさびさのチビ~☆
あのさ、物語に挿入されていたイラストだけど、あたしはあそこまで丸々してないと思うんだけど…(チビ)。
いや、あんなもんでしょ、ほら(=゚ω゚)ノ(ブログ主)。
じゃあこれならどう?(チビ)
いや、それ、ただ伸びをしているだけだから…((;一_一) ブログ主)。