昭和ネコ令和を歩く

~Show a Cat walk in 00~

勉強できる子を無駄に貶めた社会の被害者であったかつての子どもより

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優等生蔑視のマスメディア

「勉強のできる子卑屈化社会」(前川ヤスタカ)

って本があるのだけど、

メディアはスポーツができる子については

勉強ができなくても肯定的に語るくせに、

勉強ができる子に関しては他のことができないと

人格批判を含めてばかにするんですよね。

 

マンガとかのサブカル見ててもそう、

スポコンやあるいはほかのジャンルでもそうだけど

体力自慢のキャラについては「俺バ〇だけど…。」、

みたいな言い方をして

実際救いようのないバ〇でも

好意的に語られるのに対して、

勉強ができるキャラに関しては

それだけで人格的に欠落した描き方をされてしまってます。

 

昨今では顔も頭もいい高スペックなキャラが

主人公だったりサブキャラとして

好意的に描かれたりする作品もあるけど、

私が学生の頃は勉強のできるやつ蔑視傾向一色でした。

 

gendai.ismedia.jp

 

少し古い記事ですが、リンク張っておきます。

 

手を抜いて好成績上げすぎないよう努力した学生時代

自分が育った地域というのが今でいうところの

ヤンキーが幅を利かす地域だったから、

勉強ができるゆえに肩身が狭い、

学力的に同レベルの子たちが集まる高校に入ってからは

別世界すぎて戸惑ったことを覚えていますね。

 

中学までは勉強に努力を傾ければ

あれやこれや言われるし白い目で見られるし、

手を抜いてクラスで二番目くらいの成績を収めていました。

ヤンキー主体の学力レベルの低い中学校だから

努力しなくてもそのくらいの成績は治められました。

 

そのうえで家庭環境が娘の不足をあげつらいこき下ろすのが

親の務めと勘違いしている毒母だったもんな。

 

勉強がそこそこできる上にそんな親の子どもじゃ

性格的にクラスメイトとうまくやれる要素は少なく

劣等感の塊でしたね。

 

またそんな付け入りやすい子供だったからこそ、

周囲の人間や毒母が罪の意識もなしに、

開いて(つまり私)を傷つけている自覚もなしに

ディすったりマウンティングしたりハブったりしたい放題で、

まあクラスメイトならば卒業してまで

縁がつながることもなかったが、

親に関してはね、長年傷ついてきたことを

口で言ってもごまかされたり

話を自分の都合の良いように持ってかれたりして、

どうせ私の言いたいことを全て話させてくれることもないだろうと

わかっていたからこそ、文章にして送れば

自分たちのほうが思いがけないことを言われて

と、被害者気どりでしたわ!

 

勉強できる子(ついでに美人・イケメン)ディすり漫画

なにも勉強のできる子を持ち上げるために、

勉強はできないけど他のことはできる可能性のある子を

貶めろと言っているわけではない、

マスメディアが主導して刷り込んだ

「勉強できる子」ってだけで何か欠落したような

イメージを責任もって払しょくしろって言ってるのです。

 

今はテレビも違うだろ、

と、メディアサイドはいうかもしれませんが、それとても

「東大だけど美人」とか「東大だけど面白いやつ」とかいう

スタンス自体は崩れてませんよね。

 

私らが子供の頃の学園モノでは勉強のできる優等生が

ハチャメチャな主人公の足を引っ張る

性格の悪い敵役みたいな書き方ばっかりされて

勉強ができるって事実自体が本人にとって

陰鬱になった、その責任とれよ、はっきり言って謝れよ!

 

少年漫画も一直線バカを主人公にするパターン

いいかげんにしてほしいです。

 

飽きてるんですよ、はっきりいって

金田一少年よりも人気が高いのはインテリイケメンの明智警視でしょ。

金田一少年もIQは高いのだけどね)

ワンピースは好きだけど、

ルフィの人の話聞かない有様とかたまにイラつくよ。

ドクターとしても役に立つローのほうがかっこいいわ。

メジャーの吾郎の勝手ぶりにはいくら野球一筋とはいえ

ひどすぎって思うこともあったわ。

勉強できないバカの吾郎より、

勉強もできて努力家の佐藤君の方が素敵に見えたわ。

 

いっておきますが、サブキャラだってちゃんと書いているじゃないか、

というのは通用しません、だって明らかに主人公よりは

格が一段低い感じの描き方を繰り返しているじゃないですか。

 

つまんないんですよね、

単純バカが突っ走るのばっかり最終的には一番に持ち上げているサブカル

はっきり言って飽きました。

 

少女漫画では「美人」というスペックと合わせて

性格の悪い敵役一辺倒だったしね。

 

女の嫉妬を念頭に入れてのキャラ作りとかいうのなら

それって出版する側の思い込みだけでしかなかったのでは。

 

ライバル役のきれいなお姉さんの方が好きになること多かったし

だからこそ今、悪役令嬢ものの漫画が量産され、

うけているんじゃないですか?

 

ただ知的好奇心が強いだけ

さきほど勉強ができるといったけど

学力同レベルの高校に行ってからは中くらいでした。

 

通っていた地元の中学の学力レベルが異常に低かっただけで

おまけに素行が悪すぎることで評判が立っていたので、

近所にそこそこ勉強のできる女子たちが受験する

私立高校があったのだけど、

そこはうちらが通っている中学校の生徒が

受験することさえ受け付けてくれない状況、

そんな劣悪環境の中での「そこそこできた」というだけの話です。

 

「競争」ということに興味のないたちだから

学力を競って上の方に行きたいという欲は全くなく

ただ知的好奇心が強かっただけなんですけどね。

 

例えば『ベルサイユのばら』を読んだら

その後のナポレオンの台頭から失脚まで自分で調べるし、

作者がシュテファン・ツヴァイク作の

マリー・アントワネット』という伝記小説に

感銘を受けて漫画を描いたと知れば、

その小説のみならず同作者の同時代の政治家を題材にした

『ジョゼフ・フーシェ』まで読んでしまう、

そういうたちだから死ぬほどの努力をしなくても、

そこそこの成績ならおさめられたという話です。

あくまでそこそこ、中の上か上の下どまりですが…。

 

大学時代や卒業してからも本、特に新書系は

たくさん買って家に置いていたけど、

それのジャンルが多方面にわたるからなのか

理由はわからないけど、それを見て父親が

「なんだこの本棚、精神分裂症かなんかじゃないのか」

なんて意味不明のディすりかた、

(本人にとってはからかっただけ、いじっただけ?)

されて今も深く傷ついていることも付け加えておきましょう。

 

☆本日の癒し~肉球の神秘~☆

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ほな、肉球の神秘も研究するか、ほれ(マオ)。