現在猛威を振るっている新型コロナの危機の次に来るのは、食糧危機だとも言われています。
日中おもてなしギャップ
21世紀の初めころ、NHKの語学番組を見るのにはまっていました。
年度は忘れましたが中国語講座にて、中国で放送されている中国人女性と日本人男性の恋愛ドラマを毎週紹介してくれていました。
日本人男性の名は野茂君(イエムーと発音)。
当時の中国人が思い浮かぶ日本人の名字がそれか!なんて、感想も持ちながら見ていましたね。
野茂君は彼女の家を訪問。
父親が手料理をふるまいます。
残しては失礼だと大量に出された料理を野茂君必死に食べます。
でも、次から次へと出てくる料理💦。
野茂君は彼女にこっそり「もう食べられないよ。」と言います。
彼女はこともなげに「だったら残してもいいわよ。」と。
野茂君は「日本では出された料理は全部食べるのが礼儀だ」と言います。
逆に彼女は「中国では全部食べるとまだ足りないという意味だ」と。
互いのカルチャーギャップに驚く二人\(゜ロ\)(/ロ゜)/!
そのあと彼女が父親に「野茂君、おなか一杯だって('ω')ノ!」と告げます。
野茂君は「助かった( ;´Д`)💦。」とつぶやきます。
と、同時に父親の方も調理器具を持ちながら「助かった( ;´Д`)💦。」と、つぶやくというコント。
お父さんの方も無理していたのですね。
食材切れかかっていたのかも(;^ω^)…。
中国のフードロス対策
「光盤運動」というのが中国で広がっています。
光盤とはお皿が光るという意味であり、お皿が光るほどきれいに平らげよう、食べ残しをやめよう、と、いう意味です
中国では飲食店にて大量の食べ残しに警鐘を鳴らし「大食い」を推奨する番組は禁止となりました。
もともと中国ではゲストが食べきれないほど料理を出すのを「おもてなし」ととらえていた文化がありました。
それゆえの飲食店での大量のフードロスが生じていたのです。
国際状況及び地球の気候の激変に伴う食の安全保障への不安が、背景にあると言われています。
もともとある中国の「おもてなし」文化に反するこの運動。
どうなるのか?始まったばかりで未知数です。
大嫌いな大食い企画
私見ですが、嫌いなテレビ番組の企画として大食いがあります。
ギャル曽根などが出ているとチャンネルを変えるくらいです。
成人が毎日必要な摂取カロリーや栄養素をはるかに超えて料理を体に流し込む行為は、その分の食糧があれば助かる命を食べる者も企画する者もいっしょになって奪っているようなものです。
一度の大食い企画で無駄にする食糧なんてせいぜい5,6人なんだから、などというのを言い訳にして、同様のネットの質問を偽善扱いした大食い支持者がいたけどそれとて何回も行っていればものすごい量になるのに何言ってるんだか⁈
とある大食いチャンピオンは、大食いのこつを「味わってはダメ」と言っています。
作った人にも失礼でしょ!
大食いで話題を集めようとする店ってそんな人間に作った料理を食べてもらってうれしいのか?
よっぽど提供する料理の味に自信がないのかな?
食への敬意はどこへやら?
さらに嫌がる人に激辛料理を食べさせる企画、カズレーザーも言っていたけど私も嫌いですね。
激辛好きの人がおいしいと思ってその料理を味わうのではなく、嫌がる人に無理やりたべさせるなんて、その料理もかわいそうだし、無理強いされる人もかわいそう。
誰も幸せにならないことを笑いにするなんて番組の制作者のセンスを疑います。
ついでにいうと、クイズの正解者とか、何か競わせた後で勝者だけが食べられるという企画も嫌いでした。弱肉強食を娯楽にしていたのかもしれないけど、私はちっとも楽しめなかった!
傍で食べたそうにしている人がいるのに、自分だけこれ見よがしに食べるのを見せつけてそれで美味しく味わえるのか?
まあ、番組収録中では、どんな高級食材でも「味わう」って気分にならず、演技としてそうやっていただけと、出演者の方も言われるかもしれません。
その企画は見ていてもぜんぜん楽しくありませんでした。
さきほどの日中のカルチャーギャップの話に戻るけど、そもそも日本はお米一粒一粒に神様が宿っているとか、食材一つ一つにも手間暇や命をささげてくれた生き物たちへの敬意と感謝がある文化だったのに、それはどこへ行ったのやら?
お残し上等の中国でさえ見直し始めたフードロス。
もともとお残し失礼で、食への敬意があった日本であれば、もっと簡単にできるのではと思うのですが、どうでしょう?
癌はテレビ番組かな(ユーチューブにもあるらしいけど)。
☆本日の癒し~我が家の完食派とお残し派~☆
完食派の犬たち。
お残し派の猫。
これは犬猫の性質の違いによるものです。
ではまた(^^♪。