昭和ネコ令和を歩く

~Show a Cat walk in 00~

【考察】いじめ加害者が許される条件って?

前回、緊急でこんな記事を出しました。 

mishablnc.hateblo.jp

障害を持つ級友への目を覆いたくなるような陰惨な「いじめ」。

 

虐待や暴行をしていたことを武勇伝のように語っていた小山田圭吾が五輪音楽担当をしている問題ですが、彼が辞任することで一応の決着がつきました。

 

で、ありますが、もう少し話を進めてちまたで問題提起されてきた、過去のいじめはいつまで許されないのか?など、今回の事件も絡めて考察していきたいと思います。 

 

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(虐めトラウマに苦しむ子とそれを悲しく見守る親の図)

 

友達が神っているマンガ

以前ママスタというサイトの漫画を紹介しました👇 

mishablnc.hateblo.jp

 

特定のトピックが話題になると、それにかかわる題材が扱われることもよくあります。

select.mamastar.jp

select.mamastar.jp

select.mamastar.jp

いじめ加害者の親が主人公の漫画です。

あきれるほど利己的な理由で級友を虐めていた娘。

 

一応注意して問題は終わったと思ったけど、ある日、

 「参観に来てニコニコ楽しそうにするのやめていただけませんか!不愉快なんです!自分の立場をわかっているんですか?」

と、被害者側の親に言われて愕然。

 

それを昔からの友人で現在ママ友Bに相談すると

「ハッキリいうとそれはね、あなたが悪いよ。」

と、バッサリ( `ー´)ノ。

 

その意味を理解しない加害者ママにこんこんと説明する内容が神ってました。

 

それと比較してリアルで、小山田氏の友人的立ち位置にいたのはNHKで一緒に仕事をしていたゴンドウ氏。

その彼が言ったことといえば、

「偉いよ小山田くん。受け止める。いい音出してこう!!!!!寧ろ炎上なんか〇〇喰らえ」

 

あれほど人の尊厳を踏みにじるひどい行為への一般からの批判を、

「下等な一般ピープルのネットいじめ立ち向かう俺ら。」

みたいな認識だったのがひしひしと伝わってくる文言です。

 

ネット世論の中には確かに、不当なものや言葉が極めて乱暴な理不尽なものもあるでしょう。

 

でも今回に関しては、

「ネットで炎上させ続け問題を風化させないでいてくれてありがとう<(_ _)>。

と、言いたいです。

実際私がこの件を知ったのは、前回記事を出した18日の土曜日です。

彼が起用された時点で、大きな問題として報じなかったテレビや新聞や雑誌メディアにも怒りを感じます。

 

NHKが彼らに関わる番組の報道を取りやめたのは妥当でしょう。

ただ、組織委員会と同じく、なぜ採用した?

と、いう疑問と憤りは消えないです。子供番組ですよ。

 

パパが神っているマンガ 

ママスタ漫画のいじめ加害記事で、もう一つ神っているパパさんが出る作品も紹介します。 

select.mamastar.jp 

select.mamastar.jp

「相手の子に穏便な生活を与えるためにも」と、虐めていた娘を転校させることを言及するパパさん。

 

いじめ加害から更生させるには、親が重要な役割を持っているな、ということもしみじみわかるマンガでした。

 

それに比べいじめを行っていた小山田氏の親は当時何をしていたのでしょうね?

音楽におけるサラブレット一族のようです。

小山田氏の蛮行にはいじめのほかに

「裕福な家庭であるにもかかわらず遊び感覚で100万円越を万引き窃盗」

と、これまた明らかに犯罪である行為です。

 

こういうのも含めてまったくおとがめなしで、環境的なイニシアティブも活かしてのうのうと活躍していたんですかね?

 

いまさら親の指導監督等おそまつだった結果を、五十過ぎの大人のさらにその親が出てきて謝罪などしてもらう必要はありません。

でも、図ったわけではなくとも、結果として自分たちの名が彼の仕事に有利に働いたかもしれないでしょう。

子供時代には可愛がっていたかもしれない子が、実は陰でこんなひどい所業を繰り返し、今も全く反省をしていないことについて、小山田圭吾の親や年長の親族がいまどういう見解を持っているのか?は、正直言って興味があります。

 

ちなみに同年代のいとこの田辺晋太郎は小山田氏が辞任するとすぐ

「はーい、正義を振りかざす皆さんの願いが叶いましたね、良かったですねー!」

と、挑発メール、そしてすぐ削除。

過去にコラボしていたヤマサ醤油にまで謝罪をさせる結果となりました。

  

中途半端な擁護は百害あって一利なし 

いじめ探偵の阿部氏はこちらの記事で👇

sakisiru.jp

いじめ加害者の99%は決して反省しない、立場が危うくなった時にだけ謝罪を口にする、と、書いております。

 

まあ、そうでしょうね。

 

あくまで五輪担当を辞しただけです。

 

「断罪」、「制裁」、「けじめ」、どういう言葉を使ってもいいのだが、小山田氏はまだ自身の行為の落とし前をつけていません。

おそらく彼の人生で初めて吹いたであろう逆風を「再チャレンジ」とか「叩きすぎはいじめ」とか言って緩めてやろうとしている連中は何を考えているのですか?

小山田氏と同等に腹が立ちます。

 

ネットというツールを中心に批判が広がっていたことに対し、小山田氏自身や同年代の親族、仕事仲間などが、どういう見解を持ち、どんな言葉が交わされていたのかは上記のツイートでだいたい推測ができます。

 

そしてWikiの「小山田圭吾」のページでは今回の件がおこるまで定期的に炎上する彼のインタビュー記事に関する記載がありませんでした。

熱狂的な彼のファンが見つけたら削除していたそうです。

小山田の悪行隠ぺい協力をしていたファンもいたわけですね。

 

彼のいじめ(犯罪レベルの虐待暴行)を寄ってたかって周囲の人が隠蔽に協力しながら甘やかしていた結果が50代になった今になって出てきたんですよ。

 

それで「叩きすぎ」とか賢しらに上から一般人に意見する著名人ども

バ〇も休み休み言え!いや休んでも言うな!

 

自分の立場が危うくなったが故の口先だけの「謝罪」という見立てはおそらく正しいでしょう。

被害者への直接の謝罪を口にするあたり、この人は結局何もわかっていないな、と、しみじみ思いました。

 

本当に自身の所業を償いたいなら、いかにも「許された」アピールのしやすい当人への謝罪ではなく他にできることはあるでしょう。

 

障碍者団体への寄付とかすでにアイデアを出してくれている人はいるわけだし、ただし一回だけじゃだめですね、

それじゃあパフォーマンスとしかとらえない人がほとんどだろうし、これからの人生をかけて人の注目を浴びない場所でもコンスタンスにそれを続けていれば、5年たったら見直す人間が出てくるかもしれません。

あるいは10年、20年たった先でようやく見直してくれる人もいるかもしれません。

 

もちろん何をやっても許してくれない人も存在するでしょう。

小山田氏のしたことを考えれば「死んでも許せない」と感じる人間がいてもその感覚を責めることはできません。

 

それを「死ぬまで許さない社会ってどうなんだ」などと厭味ったらしい小山田擁護をしたのが古市憲寿という社会学者です。

 

才能と人格は別との声もありましたが、音楽は人の心に訴えかけるものでしょう。

その肝心の心の部分が醜悪極まりない人間たち。

それは小山田氏のみならず彼を擁護したメンツも含まれています。

彼らが作った音楽など、好きな人間が個人的に消費する分には勝手にすればいいですが、表通りを歩く存在として認知されるのは、金を出すスポンサーなど様々なものに訴えてでも、徹底的に拒絶したいというのが今の段階の素直な気持ちです。

 

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 とりあえず最後に癒し画像('ω')ノ。