2021年10月20日11時43分、阿蘇山がまた噴火しました。
噴火から数分後、我が家のベランダから撮った画像です。
電線が少々邪魔ですが…。
火山灰については以前の記事でも書きました。
降灰は噴火当時の風向きによって変わってきます。
上の記事に書いた5年前の噴火の時は火口から北に位置する一宮方面。
今回は東南に位置する高森町方面に主に灰が降りました。
ちなみにテレビでもネットでも、阿蘇山、阿蘇山と言っていますが、阿蘇地域にそんな名の山は存在いたしません。
世間一般に出回っている名称だと「阿蘇山」という巨大な活火山が一つ阿蘇地域に存在しているようなイメージにも誤解されますが実は違います。
カルデラとはスペイン語で「鍋」とか「釜」を意味し、火山活動でできた大きなくぼ地のことです。
ちょうどいらすとやにわかりやすい画像。
イラストは伊豆諸島にある青ヶ島ですが、地形自体は阿蘇とほぼ同じです。
この地形の巨大バージョン
(直径25×18キロメートル)が九州のほぼ真ん中に位置しているというわけです。
外の盛り上がった輪郭のところを「外輪山」と言います。
そしてくぼ地のところに鉄道も走り、多くの人(私も)か暮らしております。
これは世界においてもなかなか珍しいことなのです。
中央が山のように盛り上がっていますね。
カルデラは過去にあった噴火で火口回りが凹み、噴火口だけが盛り上がって残ってできる地形です。
5つの山があり「阿蘇五岳」と呼ばれ、総称して阿蘇山ともいわれています。
昨今噴火を繰り返しているのは中岳の第一火口です。
ちなみに五岳の名称は東から並んでいる順です。
根子岳は山頂部分がギザギザになっている山です。
昔一番高かったのは根子だけだったけど、調子こきすぎて阿蘇大明神に折檻され、頭凸凹になったとか(;^ω^)…。
現在最も高いのは高岳、その次が中岳です。
その並んでいる様が、
山頂ギザギザの根子岳が「顔」
一番高い高岳が「胸部」
二番目に高い中岳が「腹部」
緩やかに折り曲げられた「脚部」
巨大な人間があおむけに寝ているようにも見え「阿蘇の涅槃像」といわれています。
ちなみに名前から「根子岳(ねこだけ)」が気になっている方もいらっしゃるでしょう。
(漢字変換の時も「猫」に変換される💦。)
根子岳には猫にまつわる伝説が多々あり、猫の王が住んでいるとか、年取ったオス猫は修行のために登るとか、他にもマンガ日本昔話で取り上げられた話もあるのですね。
ギザギザの山頂自体、人の顔ではなく猫の顔に見立てて名づけられたとも言われております。
本日のおまけ、これがほんとうのネコ岳???
いや、むしろ、こうでしょう('ω')ノ。
これはネコダケというよりネコダラケ。
隙間なく猫スタンプで埋めてやろうとおもったけど、途中でしんどくなってしまいました…。
(火山の部分はいらすとやからお借りしております)
追伸ー前回記事の行進の後、発熱と下痢でしばらく寝込んでいました。
熱は下がったけど下痢はまだ治ったとは言えない状態です。
どこかの国の首相じゃないけど、下痢が続くとメンタルに来るね。
もうしばらくスローペースで行きます。
ではまた(^^♪。