昭和ネコ令和を歩く

~Show a Cat walk in 00~

人間をモノとしか扱えない人~教育虐待の記事を読んで~【リライトVer】

子が従わないから…

少し古い記事ですが、数年前に起きた教育虐待の末の子ゴロシにかかわる記事を紹介いたします。

president.jp

 「子が従わないから・・・」のフレーズと「愛情」という言葉がセットになっていること自体  怖いです( ̄ー ̄) 。

 

子供の中学受験に対してエキサイトしすぎて「不幸な結果」を招いた父親の事件の分析に関しては、他にもいくつもありました。この記事の中にある精神分析が、自分自身も身につまされる(被害を受けた子の立場として)ので、この記事を取り上げさせていただいております。

 

まず、この記事のキモとなる精神分析をどうぞ!

 

「教育虐待」をする親の四つの特徴

① 「子どもは自分のもの」という所有意識
② 子どもは「自分をよく見せるための付属物」という認識
③ 子どもを自分の思い通りにしたいという支配欲求
④ 自分は正しいという信念

 

私自身は高校までは公立で、今話題の「お受験」なるもので親にエキサイトされたというわけではなく、なおかつ子供を苦しめてきたのは主に母親なので記事内の父と息子の事例とは事情が少し違います。だけど

「子供は自分の所有物であり、付属物でもある」という、自分の信念は正しい!

という、はた迷惑、ならぬ「子供の迷惑」にしかならない「信念」だけは共通しておりました。

罵倒や、皮肉や、当てこすりや、その時の子供の生活やのちの人生において害にしかならない「心配」。精神的苦痛を与え続けてきたという点ではめちゃくちゃ一緒だな、と、思ったのですね。

 

実際、家族が自分の思い通りに動いてくれないことを家族全員に対してひとしきり罵倒した後で、ぬけぬけと「家族は自分のモノだと思っているから」と、悪びれず母親が語り、げんなりさせられたことが、私自身二十代の頃の話ですが、あります。

 

記事では 

 人生の敗北・劣等感を子どもにぶつける毒親たち

 

というフレーズでも書かれております。

「敗北感」も「劣等感」もそれこそ子供が生まれる前からの彼(彼女)ら自身が歩んできた人生の結果であって、

子供の責任ではない!

にもかかわらず、家庭の中という密室の中で、ともすれば「親心」などという言い訳で正当化できる加害行為を一番弱いものに自身の人生の不満のはけ口にしている!

 

事件そのものは、子供の命が奪われたことで刑事事件として扱われ世間が知り及ぶこととなっったけど、「教育虐待」にせよ、他の言葉で表現できる「虐待」にせよ、おそらくは、氷山の一角なのでしょう。

 

虐待関連記事

関連記事をいくつか張っておきます。

同サイトの虐待関連の記事は2019~2020年に集中しており、法律がその年度に改正されたこととも関連があるのでしょう。

それから数年たったと言って虐待が亡くなったとは思えませんが。

president.jp

president.jp

 

この記事では国連憲章による「体罰」の定義など記述されています。

その中の一つに「子どもをけなし、辱め、侮辱し、身代わりに仕立て上げ、脅迫し、こわがらせ、または笑いものにするような罰」とありました。

罰でもなんでもなく上記のようなことを普通に両親からされていましたけどね。

president.jp

 

こういった親や世間がしきりに正当化したがる「虐待」が、今話題の「ひきこもり」とか「8050問題」にもつながっているのでしょう。

あと親子関係じゃないけど、今話題の「ブラック企業」なんて言うのも、

「人間をモノとしか扱えない」、

と、いうことの括りにいれても良いかと思います。

 

 

☆本日の癒し~子育ては他人に?~☆

子育ては他人に任せる方が弊害が少ないという説もあります。

これは他人ではなく他種族ですが…。

 

 

補足

最近昔の記事を見ると、手直ししたくなる箇所がいくつもあったりします。

初期の頃は読者(ブクマ)も少なかったし、目に留まる機会の少なかった記事をいくつか手直ししてアップしたいと考えております。

特に社会的な事件や芸能ネタは旬というものがありますので、時間がたつと賞味期限がなくなりますし、その中から伝えたいキモのようなものだけ抽出してリライトするとかいろいろ考えております。