今日は何の日?ガチャの日!
それにちなみ「親ガチャ」ハズレケースがかなり多い、もう毒親の宝庫と言っていい『ワンピース』についてお話いたします。
これだけいる親ガチャハズレキャラ
サボ「おれは親がいても”一人”だった」
このセリフで象徴されるように、サボの家では子どもは貴族の名声を上げる道具としか見なされませんでした。
フランキーやチョッパーは親に捨てられました。
サンジは一族の恥扱いされて、逃げ出す時も父にジェルマだったことを口外するなとまで言っていたくせに、ビックマム海賊団との縁談で、生贄として差し出されるところでした。
さらに母なるものが冒険を引き留める障害のような認識もあり、その象徴的であるビッグマムはプリンやシフォンにとって毒親でした。
他の子もいわば恐怖に支配されているようで、その「恐怖」を知らしめるための生贄のような存在の子と、それを見せつけられて従順になった他の子たちで、ビッグマム海賊団は形成されているのですね。
それからカイドウの娘ヤマトも父親から爆弾を仕掛けられ、自由を封じられていましたね。
『ワンピース』の世界というのは、血筋というものでの判断を忌み嫌う傾向があるのです。
対照的に大当たりの養親ガチャ
「親ガチャ」という語を貧困家庭や毒親の惨状を甘く見積もる世間知らずの著名人が批判していましたが、確実に存在するでしょう。
そして以前、こちらも物議を醸しだした「毒親」という語と違う点は、親側もどうしようもできない経済状況や遺伝的要因もガチャの内容に含まれているということです。
経済状況や社会的ステイタス、そして遺伝的要因という点では、前述の親ガチャはずれのキャラもかなり恵まれていたりします。
でも人格形成のベースであるところで深く傷つけられるということは自分の人生を生きるための力という点で大きなハンディキャップを背負わされているようなものです。
ただ『ワンピース』世界では血縁関係にある実親がひどいが、養い親が素晴らしく、その人のおかげで人生を切り開く力を得たキャラのエピソードが目白押しです。
チョッパーにはDrヒルルク
フランキーにはトムさん
サンジにはゼフ
「毒親持ち」ではなかったですが、孤児となった後面倒を見てくれて、最後には自分の命と引き換えに、ナミとノジコの命を救ったベルメールさん。
客観的に観て「はずれ」かどうか微妙ですが、血筋を嫌っていたエースが「おやじ」と呼び慕ったのは、白ひげことエドワード・ニューゲイトでした。
実親ガチャはずれ、養親ガチャ当たり。
ワンピースにおける一つのパターンですね。
実親ガチャ当たり、
養親ガチャも当たり、
でも、国ガチャ大はずれのトラファルガー・ローのようなケースもありますが…。
飼い主ガチャもあるよ
この「親ガチャ」という語の議論をテレビで初めて目にしたのが昨年、フジのバイキングという番組でした。
実はそのトピックの次に、コロナ禍で安易に犬猫を飼い始め、飼育を放棄してしまう事例が多くあることを扱っていたのです。
それで「親ガチャ」もあるけど、「飼い主ガチャ」も存在するな、などとしみじみ感じたのです。
白ひげがエースに対し
「おれが親父でよかったか?」
と、尋ねるシーンがあります。
それをもじって
「私が飼い主でよかったか?」
と、尋ねた場合、返ってくる答えには自信がにゃい…。
そう思うならちゅ~る増量(マオ)。
あんたはそればっかりかい?(ブログ主)
こっちでも、
おやつ~(メイ&ユズ)♪。
それではまた(^^♪。