2018年の冬、私の手と
ユニクロのダウンジャケットに深刻な爪痕を残し、
病院行きに抵抗し拒んだチビ。
前回の記事はこちら('ω')ノ
チビの体の変調
そのときはエサをより良質なものに変えるなどしたら
調子を持ち直したので安堵していたのですが、
4月になるとチビは急にエサを食べなくなり、
見た目にもはっきりやせ衰えていきました。
さらに今までは気さくに近づいてきて
こちらからも体をなでたりできたのに、
体の変調と同時に人が触れようとするとピューっと逃げ出すように…。
これでは病院に連れていきたくともできません。
とりあえず様子を観察してみるとエサに口に入れた瞬間、
あ、いたっ(;´Д`)!
というそぶりを見せ、エサを食べてしまうのをやめてしまうのです。
口内炎( ゚Д゚)?
これがすぐに頭に浮かびました。
そして「猫 口内炎」ほか、もろもろのワードでネット検索。
これに関する記述をしているサイトは数多くありました。
原因としては、口の中そのものに問題(歯石とか)がある場合と、
別の病気で免疫力が落ちている場合とがあります。
二月に血尿を出していたことがあったので、
わたしは腎臓疾患をまず疑いました。
マオの方を先に獣医に連れて行き検査すると陰性でした。
なので一緒にいるチビも違うんじゃないか?と。
以前近所の飼い猫が腎臓疾患で亡くなったのですが、
エサが食べられなくてやせ衰えていったさまがそっくりなのです。
メイが小さいころウッドデッキで遊ばせておくと
やってきて一緒に遊んでくれる猫でした。
おかげでメイは猫ウェルカムな犬に\(^o^)/。
その猫が亡くなる数日前わざわざうちの勝手口にやってきて
そして帰って行ったということがあったのです。
健康な時の面影はなくやせ衰えていました。
とはいえあくまで素人判断ですので
できるだけ早く獣医に連れて行って判断してもらう方がいい!
そして、よくみるとよだれダラダラ、拭いてやりてえ(*´Д`)!
でも、まるで小さい頃に戻ったかのように
わたしとも距離を置いて近づいてくれなくなっていたのです。
ようやく獣医の元へ
エサは食べない、近寄ってきてもくれない、
人間としては打つ手なしの状況でしたが、
かたいエサがだめなら柔らかいエサでということで
ネコ界では人気のちゅ~る('ω')ノ。(ピンぼけすまん)
おやつだけでなく主食にできる「総合栄養食」もあるので、
それをちらつかせてさそってみると、
最初は警戒して近づいてくれなかったチビですが、
そのうち、私の指についたちゅ~るを
少しづつですが舐めてくれるようになりました。
とはいえ舐める量はほんの少しなので、
やせ衰えてしまった体には雀の涙の量。
ただこうやって再び気を許してもらえるようにして
病院へ連れていくための捕獲 ( /・ω・)/ をめざす!
と思っていたのですが、猫ってホント…、
人間の「オーラ」のようなものでも見えてるんでしょうか?
ただちゅ~るをあげるためだけなら近づいてきてくれるのですが、
ちょっとでも捕獲してやろうという動きを見せると
ピューッ!===( ;´Д`)ノ と逃げて行ってしまう"(-""-)"…。
チビについては一度避妊手術のために
獣医さんに連れて行っています。
これがその時の記事ですね('ω')ノ。
その時も書いたのですが、
どうやって連れて行ったんだっけ?
かろうじて洗濯ネットを使ったということだけは思い出しましたが、
他はさっぱり(?_?)…。
よく捕まえることができたな?
育児で疲れていたのですんなり捕まったのだろうか?
それとも一度つかまって獣医さんのところで体をいじられたから
運ぶためのキャリーを見ただけで警戒感が強まるのだろうか?
もろもろ悩んでいたのですが六月の半ば、
チビがどういうわけかふらっと勝手口のドアをくぐって家の中へ、
その時たまたま旦那も家に帰ってきたばかりで、
軍手でガードして二人がかりで捕まえて洗濯ネットにいれて
獣医の元へ急ぎました。
検査の結果
獣医さんのところでまずチビの体重を図ってみると
2キロ台に落ちていました。
そこまでやせたのか!
(子猫レベルじゃん…)
そして調べていただいた結果ですが、
予想に反して、腎臓については異常なし!
猫エイズ陽性!これですね"(-""-)"。
猫後天性免疫不全症候群、通称、猫エイズ。
野良にゃんこの三割はかかっているともいわれ、
- 急性期(一過性の発熱、リンパの腫れなどの症状)
- 潜伏期(無症状)
- 発症期 (口内炎、悪性腫瘍、皮膚病など)
大きく三つのステージに分かれます。
ウイルスに感染してもストレスを与えないなど、
気を付けて生活をさせていれば、
無症状の潜伏期のまま寿命を終える猫もいますが、
発症してしまうと長くても一年ほどで亡くなってしまいます。
チビの場合、急激な痩せや口内炎など症状が出てしまっているので、
あとどのくらいもつかって話でした。
この性格の猫ちゃんだと症状を抑えるために
こまめに連れて来るのも難しいでしょう、
と、獣医さんにもいわれました。
たしかに!検査のために連れて行くだけで
数か月かかりましたからね(ーー;)。
とりあえず今苦しんでいる口内炎の痛みを
抑える注射をしてもらって連れて帰りました。
次回が最終回となります。