昭和ネコ令和を歩く

~Show a Cat walk in 00~

虹の橋のたもとへ ~黒猫追悼記13~

 長々と続いていた「黒猫追悼記」ですが、ついに最終話です。

 前回の記事はこちら('ω')ノ。

mishablnc.hateblo.jp

 

チビの闘病の日々

獣医で口内炎の痛み止めの注射をしてもらったチビは

再びエサを食べられるようになりました。

 

だいたいそれが一か月くらい続きましたが、

それでもやせ細ったチビの体が

再びふっくらすることはありませんでした。

 

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元気なころのふっくらしたチビ。

 

病気になってからのチビは見るに忍びず

写真も撮ってはいませんので、

アップするのは昔の元気な姿にさせていただきます。

 

そして夏、その年2018年は

「命の危険を及ぼす暑さ」と表現されるほどの猛暑で

痛み止めの効果の切れたチビは再び

わたしの顔を見るとピューっと逃げて距離をとるようになり、

こちらも見守る以外できることはなくなりました。

 

でも8月半ばのお盆の時期くらいに再び、

病院に連れて行って注射をしてもらったわけでもないのに

チビはエサを食すようになりました。

 

ハムッ、ゴクッ、ハムッ!噛まずに丸呑み(・_・;)…。

 

どこでそんな食べ方を覚えたんだ?

確かに猫は噛むということをほとんどせず

丸のみする生き物のようだが、

カリカリなど硬いエサだと噛んでいる音が確かに聞こえる、

健康な猫ならの話ですが。

 

お盆の時期、あの世から同じ病で亡くなった猫がやってきて

口の中を痛くしない食べ方でも伝授したのだろうか?

 

エンジェルタイム

その後再びエサを食べなくなり、

人間(つまり私)の姿を見ると逃げるようになり、

 

なんといいますか(=_=)???

 

「エサ食べ、人にも近寄る」⇔「エサも人に近づくのも拒否」

この二つの状態をループするのですね。

 

その年の夏のとんでもない暑さゆえ

それを越すことはできないだろうと推測したのですが、

弱りながらもチビはどっこい生きのびた、

しかし秋の半ば、10月ごろには

いつ息をしなくなっても不思議じゃないほどの状態になりました。

 

健康なころのチビは庭にある

ガス給湯器の上に昇って周囲を見渡すのを好んでいたのですが、

エイズの症状が出てからは

高いところにジャンプすることもできなくなりました。

 

その頃にチビがよくいた場所はどこかというと

高く伸びすぎて電線にかかるようになったので

切り倒した木の切り株の上('ω')ノ

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さきほども言った通りチビが座っているのは画像に残してないので、

黒猫のガラス細工で代用('ω')ノ。

 

晴れた日はずっとその上に座って周囲を眺めていました。

 

そして10月末頃、チビが再び私に近寄ってきて

おでこをスリスリするようになりました。

 

義理で応えるという感じではなく、

本当に甘えた声で鳴いて何度もスリスリ(*´ω`*)。

エサもほんの少しだけどちゅ~るをなめてくれました。

 

この調子なら抱き上げて再び獣医へ!

 

いえ、見た目本当に弱っていて

運んでいる途中で息絶えそうな雰囲気だったので

連れて行くことはできませんでした。

 

www.news-postseven.com

 

最期を迎えた猫が一瞬だけ元気になって

飼い主に甘えてくるという話があり、

それを「エンジェルタイム」というのですが

今思えばこの時期がそうだったのかもしれません。 

 

最期の日 

2018年11月9日

その日はは朝から雨でした。

チビは朝からいつもの切り株の上に座っていて、

病身のくせに雨にあたって大丈夫か?

霧雨程度だからむしろ冷たくて気持ちいのだろうか?

 

その後、買い物を済ませ昼前に家に戻ってくると、

雨が強くなっていました。

チビもさすがに切り株には座ってないだろうと思ったら、

ウッドデッキの雨のかからないところにうずくまっていました。

 

ダメもとで窓を開け「入る?」とうながすと、

めずらしくさっと家に入ってきました。

 

そしてよろよろした足取りで二階へ==( ;´Д`)。

 

あそこまで弱るともう駄目だろうか?

弱った体をいつもの落ち着いた場所で

休ませようというのだろうか?

 

私たち人間が昼食を済ませ二階へ上がると、

チビはいつものソファの上ではなく、

フローリングの床の上に横たわっていました。

 

いつも敷いているクッションが下に落ちており、

上に登ろうとしたけど、

その力がなくクッションだけずり落ちたのでしょうか?

  

その後私は一時間おきに様子を見に行きました。

よだれがすごく顔もべちゃべちゃに濡れているので

そこだけはティッシュで拭いてやりました。

 

元気な時なら体のお手入れのために触らせるのすら嫌がって、

逃げ出してしまうチビがされるがままになっているとは ;つД`)。

 

背中をなでてやるとぜえぜえといいながらか細く鳴く

そんな状態が夜の九時ごろまで続きました。

 

それからマオがいつもの調子で二階に上がりチビを発見(*‘ω‘ *)

そのときにはいよいよという感じで

呼吸はかすかになり反応も鈍っていました。

マオはどうしたわけかソファに飛び乗ってそれを上から眺めたあと、

ソファーの裏側に隠れいきなり爪とぎ?

ちょっと(ーー;)!合皮生地のソファーで爪なんかといでも!

 

爪とぎには爪そのものを整えるためのほかに

気持ちが高ぶったのを鎮めるためにするときもあるとか。

 

一階でまだ用事があったので、

マオを二階に残して用事を済ませ、

再び階段を上るとマオが降りてくる途中でした。

そして上に行くとちびは息絶えていました。

 

死んだ直後はまだ体が柔らかく、

呼吸が弱すぎて感じ取れないだけでまだ生きているのでは?

という感じがします。

でも体だけは確かに冷たくなっていました(ノД`)・゜・。

 

チビ亡き後のマオ

結局チビの最期をみとったのは、

いつも一緒にいた相棒猫マオでした。

 

猫は自分の死期を自分で決められるって話があるけど、

チビは自分をみとるのはマオがいいと思ったのかな?

 

そしてチビがいなくなってからのマオですが、

こんなに手のかかる子だったっけ?と思うほどに

かまって攻撃、甘えんぼ攻撃が激しくなりました(・_・;)。

いままではマオの「攻撃」の何割かは

チビが引き受けてくれていたから

こっちは楽できていたのだなあ、と、しみじみ思いました。

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「黒猫追悼記」最後まで読んでいただいて

ありがとうございました<(_ _)>。