昭和ネコ令和を歩く

ある時は人目線、またある時は猫目線

虹の橋のたもとの子どもたち 3部Part6 ~少女の回想~

前回の話はこちら👇 

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少女の回想

少女が一人座っているとき、思い浮かぶのは生前の様々な出来事でした。

 

「家族」という語は、うつしよであたたかな響きを持って使われます。

しかし、少女にとってはそうではありませんでした。

 

学校から帰ってきて、再び夜が明けて学校に行くまで「母親」という生き物は少女の一挙一動をあげつらっては貶め、心を傷つけ続けました。

いかに彼女が不出来で不器量でやることなすこと人をイラつかせることを主張し続けました。

  

「めざわりだからあっちへ行って!」

冷たく突き放すような声。

「あんたいったい何の取り柄があるの。」

ため息交じりの嘲笑。

少女には家庭は恐怖と緊張の場ではありませんでした。

しかし彼女を産んだ女性は自分が「一生懸命」子育てをしている「いい親」ということを疑いもしませんでした。

「父親」なる存在はそれを傍観しているだけでした。

「母親」という女が「娘」に吐き捨てる言葉がむごいものであるということは無意識に感じ取っていました。

しかし「母親」という女の、どれだけ「不出来な」娘のせいで自分が「苦労」しているか、と、言うことのほうを信じる方が「父親」自身にとって楽だったからです。

 

周りの大人たちのずるいな本音に鋭く気づく能力は、人間のほとんどの子どももが持ち合わせています。

ずるい大人たちは決して反撃しない相手をターゲットにしていたぶってきます。

他の誰も聞いていない親子だけの密室にて子供を言葉でいたぶる行為は、目に見える傷を残さないし、あくまで子供のためを思って、という言い訳が通用したりするので、子どもの心はズタズタに傷つけられますが、大人の側の自尊心は決して傷つかずむしろ満たされることも多いのです。

 

少女が生まれ育ったのはそういう家でした。

 

それを思い起こすたびにわき起こる怒りと悲しみ。

猫博士や犬賢者にはその思念の内容まで読み取れていました。

しかし、周りにいる名無しの猫たちには、少女自身が黒い霧を発生させているようにしか見えませんでした。

 

次回の話はこちら👇 

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 ☆作者あとがき☆

久々に虹の橋のたもとのストーリー再開です。

このあたり暗い記述が続きますし、

クリスマスムード真っ最中にそれはいかがないものか?

と、いうことで中断していました。

 

今年中に3部の結末まで書けるといいのだけど、自信がにゃい…。

 

☆おまけ~虹ネズミとは?~☆

前回のクリスマス記事にて('ω')ノ。、

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 「虹ネズミ」 なる

あちらの世界のおもちゃを紹介いたしました。

 

楽しんでいるマオの様子をどうぞ('ω')ノ。

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そもそも「虹ネズミ」なるもののネタ元は?といいますと、

この話に挿入するフリーイラストを検索して見つけたもので、

 

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今年の年賀状用のフリーイラストです。

そういえば今年はネズミ年でしたから(;^ω^)…。

赤いハートの印が付いているのが使用させていただいた子たちです。!

 

その今年もあと一週間となりましたね。

みなさまよい年末を\(^o^)/!