半年ほど前に日本テレビが動物番組でやらかしたことに関する記事を書きました。
そして日本テレビがまたまたやらかしました。
平日午前八時からの「スッキリ」でなす動物王国の取材で、タレントの春日がわざとペンギンのいる池に落ちてパニックに陥らせたとのことです。
日テレって動物に関することで問題を起こす常習犯なんでしょうかね。
この件に関しては批判が殺到していたので、これ以上私もわざわざいう事もないよな、とは思っていましたが、この件に関するメディア業界の言動に対して、いくつか看過できないものがあったので書いていきます。
その最も大きなものが、カンニング竹山の事件に対する擁護とそれに感謝するテレビマンの存在です。
「落ちるな」と言われて水に「落ちる」のが伝統芸だそうです。
それってそもそも何が面白いの?
水に落ちただけで「芸」って恥ずかしくないのですかね?
伝統芸だなんて言っているのは、SNS以前の時代、視聴者の怒りや不満が可視化されず、それらを圧殺していればなんとかなった状況に胡坐をかいていた「芸無し芸No人」だけです。
それからテレビ局側は打ち合わせの段階で、動物園側に水に落ちてもいいか打診していたとの話ですが、最初から落ちること前提だったのですか?
「スッキリ」はお笑い番組ではなく情報番組でしたよね?
水に落ちて笑いを取る必要がどこにあったのですか?
本当にそこからして気持ち悪いけど、東スポの記事によると、カンニングの発言に感謝しているテレビマンが多くいるそうです。
自分たちがどれほど世間からずれて非常識な(場合によっては人や動物を傷つけ虐待する)ことをしても、テレビがやることなら許されるというおごりが通用しなくなったことを、コンプライアンスのせいでつまらないとか言い訳しているテレビマン多数。
そんな業界人たちがカンニング竹山のいう事に感謝しているそうです。
各テレビ局は本当にこの事件が問題だったと考えるなら、カンニング竹山の擁護コメントをありがたがっている同業者たちをあぶりだして、そういう人物を制作から排除していただきたいものです。
でなきゃ、また同じようなことが起きると思うのですけどね。
水曜日のダウンタウンでも幼児虐待と目される企画があって炎上しているそうです。
日テレのチョンボと同じような展開になるのかな、とも推測されますが、吉本タレントが絡むと、ヤフコメでもなんでも必ず一定数の擁護者がいて余計に気持ち悪いです。
擁護した芸人たちは、この件に自らの芸人としての不満を乗せ、主張したがっているようにも思える。
日刊ゲンダイの記事の一文ですがこれが全てですよね。
竹山など他者を傷つけて笑いを取るやり方が昨今通じなくなり、それに対する不満をこの事件にかこつけただけでしょう。
彼は不快になった一般人を侮蔑するような物言いをし、そしてその言をありがたがる業界人がいるということに、メディア業界の腐った構造があると思われます。
電波は公共財なのですから、動物や幼児虐待と目されるような企画を通して炎上しても開き直るようなタレントや制作者に、それを使って金儲けをさせるような構造は早急に改めていただかなければ困りますね。
テレビ業界の身内同士のかばい合いについての記事も貼っておきますね。
それではまた(^^♪。