昭和ネコ令和を歩く

~Show a Cat walk in 00~

ルビーブックスの追憶【英国の推理小説のキングとクイーン】

今回は何十年も前の話ですが、一時期はまって図書館で借りて読破した英語の小説の話をいたします

 

けっこうベタですが、シャーロックホームズの全シリーズです。

図書館に置いてあったルビーブックスで読破しました。

 

漢字でも難しいものはフリガナがついています。

それを『ルビ』と言います。

そして、英語の原文の難しい単語に日本語訳をふってくれているシリーズが講談社から出ているのですが、『ルビ』という単語にかけて『ルビーブックス』というハイカラなネーミングがされています。

それで辞書要らず、はっきり言ってズルで全巻読みました。

 

この暗号が溶けるかニャ?

 

シャーロックホームズのほかにもアガサ・クリスティの「エルキュール・ポワロ」のシリーズもいくつか読みましたね。

 

原文で読んでみて分かったのですが、ホームズシリーズのコナン・ドイルアガサ・クリスティは単語の使い方が全然違っていて、なかなか興味深かったです。

 

コナン・ドイルは割と難しい単語を好んで使う人で、ルビ付きでなきゃホント辞書と、にらめっこしなきゃ読破できないです。私の英単語力がお粗末だって話かもしれませんが……。

表現に凝る人なのでしょうね。

 

それに比べて、アガサ・クリスティは平易な単語を使う傾向のある人なので、英語が得意な人なら辞書がなくてもいけます。

 

両名とも推理小説の最高峰ですからストーリー的にはどちらも面白かったです。

 

ホームズシリーズは長編四本に短編集がいくつかあるだけなので、全部読破できましたが、アガサクリスティの方は「ポワロシリーズ」「マープルシリーズ」etc、多作なので、ルビーブックスで出版されてない分もあったのでしょう。

私が読んだのは『ABC殺人事件』と『オリエント急行殺人事件』だけでしたね。

 

ちなみに、ホームズシリーズの数が少ないのは、作者自身がその人気にもかかわらず早々にシリーズを終わらせて、歴史やオカルトなど別のジャンルの方にいってしまったからでしょう。

 

シャーロック・ホームズはほとんどルビ付きのズルとはいえ、英文のみ。

それが一番わくわく楽しめました。

後で日本語訳も読んでみたけど、すでに筋を知っていたので参考程度に読んだだけで面白いとは思いませんでした。ちなみに映像化されている作品もそんなに素敵だとは思えない、それだったら『名探偵コナン』の方がよっぽど面白い。

 

クリスティの作品がルビーブックスで読んだのは二作だけで、後は日本語訳の小説やあるいは映像、とくにデビット・スーシェ演じるポワロシリーズを楽しめたのとは、これまた対照的ですね。

(あくまで個人の感想です。)

 

 

 

「フクロウからの挑戦状」

中越しに語りかける智恵の神の使いフクロウ。

 

知恵比べ、いいですよ(マオ)。

 

マオさん、なにやら難しい顔をしています。

 

謎は解けたのかニャ?

 

それではまた(^^♪。

 

今週のお題「好きな小説」