古本買取詐欺?
すでに一か月前からニュースになっていたのですが、中古本をあつかうブックオフが買取詐欺をしていたそうですね。
被害者は古本を売った人だったり、企業そのモノだったり、パターンはいくつかあります。
売りに来た顧客には値段がつかない、と、言うか、二束三文で買いたたいておきながら高値で売る。
その際に、つかなかった(あるいは安価だった)値段を、帳簿の上ではそれなりの値段にしておいて差額を従業員がちょろまかす。
あるいは買取自体なかったのに、あったかのように偽装してやはり従業員が差額をちょろまかす。
別のケースでは、業績を上げるために実体のなかった買取をでっちあげる。
そういえば、値段はつきませんが処分したければ引き取りますよ、と、言われたことはありましたね。
あくまで向こうの商売の事情で値段をつけているのだから、こちらの思う通りの値段がつかなくても仕方がないにしても、二束三文で買いたたかれては気持ち的に萎えるし、そう言ったことが繰り返されているうちに、紙媒体の本を購入する気がなくなりました。
ブックオフなどの古本チェーン店って実は紙媒体衰退の立役者の一人なんじゃないですかね?
ここ数年、漫画も雑誌も紙媒体の本は一切買わなくなりました。
活字や漫画を読むことが嫌いになったわけじゃないのですけどね。
バ〇セルよ、お前もか?
ブログ主は着物でも同じ目にあいました。
今はほとんど着なくなった着物を処分しようと、業界で一番評判の高いバ〇セルに訪問査定をお願いしましたが失望させられました。
高価な帯も着物も全部一律千円との査定だったので、売らずにお帰り頂きました。
どうしても納得いかなかったのは、大島紬、ブランド品じゃないけど一点もの、証紙付き、状態は悪くない、現代ものなのでサイズが小さいわけではなく黒ベースのシックなデザイン。
それが千円と言うのがどうしても許せなかったですね。
ブックオフの二束三文(無料)で買いたたいておいて、後で高値で売ることもある手法をみて、この大島紬でも似たようなことをされる危険性があったのでは、と、疑っております。
企業のHPには10万円以上の買い取り実績をうたっているくせに、私も相当数の着物を見てもらいましたよ。それで一番新しい痛みの少ないものをそんな風に言われましたからね。
宣伝と実際とはえらい違いだなって思いました。
ちなみに、運悪くたまたま見る目のない社員がやって来た、とか、ブックオフみたいに買い取り値段をごまかして後で自分がポッケナイナイするつもりだった、とか、いうのも違うと思います。
買取にやってきた社員さんは、着物を一枚一枚写真を撮って本社にメールを送り、それで返事をもらってから言っていましたので。
着物は送るための梱包がめんどくさいから、メルカリなどは使いにくいし、というので買い取り業者に頼んでみたけど、これではね。
┐(´д`)┌ヤレヤレ。
ただ、こんなことがまかり取るのなら、どれだけ日本の伝統文化とか言われても、買って支えようという気は金輪際起きなくなりますね。
織物自体は私はけっこう好きなので、着物の伝統的な技法など知っているし、それに携わる人々を応援したい気持ちはあるけど、それなりの対価を支払ったモノに対して、こんな評価をされては、なんかもう、すたれていってもしょうがないなってきもちになりますよ。
お口直しにシャッターの前で番をするマオ。
朝、ピュッと飛び出していったかと思ったらウッドデッキの前に陣取っていました。
それではまた(^^♪。