金価格が高騰しています。
1990年代には1グラム千円だった金が現在は9千円越え。
金が高騰してくると出てくるのが買取屋。
頼みもしないのに電話かけてきて、まず不用品などの買取を打診してきます。
いらない衣類や靴、どんなぼろでも買い取ります。
魅力的な文言です。
なぜなら、古着屋でもメルカリでも売れる品は限られていて、何でも売れるわけではありません。
「何でも」買うって本当にありがたいお言葉なのです。
ようするにそれはエサです。
そのあとに「いらないアクセサリーや金貨ありませんか?」
聞かれます。
ほだされて出したら、市場より安い値で買いたたかれる可能性大です。
もうね、最近は引っかからなくなりましたけどね。
それらしいところがこの前かかってきた電話では、古着ではなく本でした。
どんな雑誌でもいいそうです。
雑誌とか、売れたらうれしいけどメルカリでも売れないのね。
今までにメルカリで売れたのハードカバーばっかりだしね。
雑誌も引き取ってくれると言えばありがたいけどさ。
うちに残っているのは、なんとなく捨てられなかった古い週刊誌です。
十円でも引き取ってくれればうれしいですよ。
「でも、結局最後は貴金属の押し買いになるんでしょ」
聞いちゃいました。
「そんなことありませんよ、ご希望なら見ますけど」
やっぱり見るんかい!
語るに落ちたとはこのことやな!
言われても断ればいいけどさ。
とりあえず貴金属のことも聞いておけって、マニュアルがありそうだけどさ。
懐かしくも季節外れなイラスト。
「金」が今年の漢字になったのは東京五輪があった2021年です。
着物買取の「バ〇セル」でも、宅配買取に来たら「いらない貴金属ありませんか」と、必ず聞くのがマニュアルだそうです。
とりあえず聞くのでご了承くださいね、みたいなこと言われます。
断りを入れているし、金については割と適正価格なのではないかな、と、思われるので、それはまあいいのですが、びっくりしたのが着物買取の安さ。
大島紬の買取り額千円じゃ売る気なくなりますよ。
断りました。
一点物で新しくて保存状態も良くて、品質を保証する紙もついていてそれですよ。
スマホで写真撮って社にメールしていたから、やってきた人に見る目がないのではなく、本社がそういう方針なのでしょう。
おばあさんの着物とかは丈が短くて買い取ってもらえません。
なんかね、新品売る時バカ高くて、いざ売ってみるとそんな二束三文じゃ、新しい着物なんて購入するのが馬鹿らしくなるし、着物業界がじり貧になっているのわかるわ。
着物地の織りとか染めとか見るの好きなんですよ。
でもね、それなりの値段で買ったものがそんな扱いをされるのでは、もう買う気はなくなるし、これから購入する人にも中古かレンタルにした方が無難といいます。
そもそも日常使いできないモノなんだし、お手入れにも手間暇がかかるとしたら、だれでも、買っていいモノじゃないってことになりますからね。
伝統を支えたくとも、支える側の一般庶民の生活とお財布を考えてくれないと支えたくても支えらんないぞってことになりますです、ハイ!
最近のマオ。
階段を下りるところです。
ユズがマオをぺろぺろ。
それではまた(^^♪。