9月1日は防災の日。
1923年の9月1日に関東大震災が起こったことに由来しています。
ただ私を含め現代を生きている者たちにとっては、
1995年1月17日に起こった阪神・淡路大震災や
2011年3月11日に起こった東日本大震災の方が
強烈なインパクトを持った記憶として残っているでしょうし、またそれぞれの地域によって、大きな被害を出した震災が記憶に新しいことでしょう。
熊本では3年前の震災の記憶がまだ生々しく、4月14日が前震、16日が本震と、震度7の地震が二回もやってきたという点で珍しかった地震だったのです。
本震は真夜中の1時25分、寝ている時でした。
ものすごい揺れで起こされ、おさまった後は近所の方々もみな外に出ておられました。
そして犬(メイ&ユズ)をケージに入れ車で移動。
安全そうな場所(倒れてきそうなものがない見晴らしのいいところ)で夜が明けるまで過ごしました。
猫のマオはドアを開けるやいなや、逃走ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ!
夜が明けて家にもどったら周りをうろついていましたが、もし今度同じことが起きたら、玄関のドアを開ける前にマオを捕獲しなきゃね。
(同じ事起こってほしくはないけど…。)
運よく家そのものに被害はなかったので避難所ではなく家で過ごしました。
電気とガスは止まっていたけど水道は使えたのが、不幸中の幸いです。
水は出るけど火が使えない状況では「カセットコンロ」が役に立ちました。
それでお湯が沸かせたので、お茶やコーヒー、そしてカップ麺など作ることができました。
あと、電気が止まってしまっていたので、冷蔵庫のなかでも特に冷凍庫が悲惨なことに…、冷凍ピラフなどが解凍されベショベショ(◎_◎;)。
それもコンロで温めなおしてたべました。
どこそこの店が開いているとか、お風呂はどこに行ったら入れるとか、情報源として一番役に立ったのは口コミです。
地震で焦ったことの一つが、ユズが当時まだ五か月、子犬用の餌を食べていて、それがだいぶ少なくなっていたのです。
いつも購入している店のポイントが日曜に5倍になるのでその時に買えばいいやと思っていたら地震ですよ。
でもそこのお店、ホームセンターですが、水とか電池とか必要そうな物資を外に出して
店を開けてくれていました。
でも、子犬用の餌なんてどうかな?と、ダメもとで言ってみるとお店の人が「メーカーは?」たずねてくれて中からわざわざとってきてくださいました(*´ω`)。
他に地元のスーパーが同じように、必要そうな物資を色々出して外で販売してくれそれが、
一律百円!
なかでもシーチキン3缶パックでこのお値段は地震でなくてもありがたすぎる価格でした<(_ _)>。
お風呂に関しては、熊本から大分に移動する道のところどころに日帰り温泉が何件か存在しています。
(熊本&大分ともに温泉大国ですから)
そこで入浴を済ませることができました。
そして電気がないので日が落ちたら就寝。
そんな生活が一週間ほど、電気が通るまで続きました。
うちでは止まったのが電気とガスだけだったけど水道も止まっていたり、そもそも家の損壊が大きかったりと、この体験談よりもっと大変だったところはたくさんあるでしょうね。
今でも仮設暮らしの人が大勢いる、というのが3年たった今の現状です。
☆本日の癒し~当時のユズ~☆