昭和ネコ令和を歩く

ある時は人目線、またある時は猫目線

勝手にスピンオフ ~マオ空白の四日間(後編)~

 前回('ω')ノでは宇宙猫とのエンカウントを果たしたマオ('ω')ノ。

mishablnc.hateblo.jp

宇宙猫の侵略計画  

リーダー格の宇宙猫が説明をつづける。

「ねこ森町は我々の体質にとても向いている環境なのだ。

我々は普段は透明な五次元の体を

周波数を合わせ三次元の存在に変化させることもできる、

だが、長時間三次元の体でいると、

時々五次元への戻り方を忘れる者がいるのだ。

ちきう玉を見つけた時、生物の多様性に驚き、

我々もひそかに移住して暮らすことができるのではと考えたが、

ちきう玉は三次元主体の星だからね…。

だが、その傍にあったのだ、三次元のちきう玉の他、

たましいのみのレインボーブリッジタウン

そのほかもろもろの次元とリンクしたねこ森町という空間が!」

話を続けるうちに宇宙猫のリーダーは気がどんどん高ぶってきた。

「だからといってどうして”侵略”なんて⁈」

マオは反論した。

「故郷の星を失った我々は安住の地を求め旅を続けていた。

だが、さすらいの民はどこへ行っても迫害される、

ゆえに我々が定住するためには元いた住民を追い出し、

つまり、侵略せざるを得ないのだよ。」

 

帰り道

「話はそれだけだ、分かってくれとは言わないよ、

下僕のところにおくっていこう。」

宇宙猫リーダーは言った。

マオが載っていた宇宙船はひそかにねこ森町のはずれに着陸し

そこから下僕の家に通じるトンネルを出現させた。

「二度と違うトンネルをくぐって迷子にならないように、

君専用のトンネルにしるしをつけておいたよ。

ちきう玉にある一帯の神域では、

犬の像を二体飾るらしいのでそれを参考にした、

君の下僕の家にはモデルとなる犬が二匹いるからね。」

 

なんと宇宙猫は気を利かせて

下僕に家にいる犬二匹にそっくりなホログラフを

マオ専用のトンネルに配置してくれたのだ。

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「さあ、おいき('ω')ノ 、下僕が待っている。」

宇宙猫に促されマオはトンネルに入った。

くぐっている間、マオは考えていた。

ねこ森町への侵略なんてやっぱりやめてもらうべきだろうな。

でも、悪い奴らには見えないし…、

今度こそ本物の〇さんにあって相談してみようか?

 

思案している間にトンネルの出口が見えた。

マオは下僕のいるちきう玉の家の近くに飛び出した。

宇宙船に乗って数時間話し込んでいただけだったのに、

ちきう玉では四日間が過ぎていた。

 

そしてマオは宇宙猫にかかわる事柄を忘れてしまった。

 

忘れるというのは少し違うだろう、

宇宙猫は自分たちのことをつらつらと話していたが、

それは聞いている側の心を無防備にさせ、

必要な情報をひそかに引き出すためであり、

同時に自分たちにかかわる情報にロックがかかるようにも細工した。

 

その後、マオのちきう玉での日々は

宇宙猫にかかわりなく平穏に過ぎ去っていくのだった。

 

侵略のてんまつ

それから7年余りの月日が過ぎた。

マオが見かけたエージェントの毛皮だけでなく

さらにもう一体の毛皮スーツを開発した宇宙猫は

長年温めた計画を実行に移すこととなり、

まず毛皮そっくりなエージェント2体を監禁しすり替わった。

 

しかし計画はあっさりと露見した。

また失敗か、と、宇宙猫2匹はうなだれた。

 

そんな宇宙猫にねこ森町の住民はパーティを開催してくれ、

新たな仲間としての「移住」を提案してくれたのだった。

住居から仕事まで生活に必要なもののあっせんもあり、

宇宙猫2匹はこの話を宇宙船にいる仲間のとこへ持ち帰った。

 

さてさて、その後、宇宙猫たちの話し合いがどうなったのか?

仲間に加わるとしたらそれはいつなのか?

それはまたこれからのお話。

 

なぜブログ主がそんな話を今書けるのかって?

 

「侵略計画」が終了したのだから、

もうマオの記憶の封印を解いてやってもいいだろう、

うれしくて気持ちがハイになっていた宇宙猫は

封印のカギを派手に外したので記憶のかけらが

下僕の頭の中にまで飛び散った。

猫と下僕は互いに心の一部を取り換えっこしているようなとこがあるから

こんなふうに記憶の共有もできるのだ。

 

あの頃子猫だったマオは今やお腹タプタプのおっさん猫。

 

でも、宇宙猫が設置してくれたトンネルの

犬のホログラフは今も残っていて、

まちがわずにちきう玉の家に帰って来てはそのたびに、

狛犬のごとき豆柴犬たちにマオは手荒い歓迎を受けるのだ。

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こんなふうに('ω')ノ。おしまい。

 

☆おまけ~ブログ主あいさつ~☆

え~、勝手にスピンオフシリーズの元ネタは

ゆきの(id:dohkeshi)さんとぽぽんた(id:mgpoponta)さんの

今春ありましたコラボイベント「宇宙猫を探せ」です。

www.poponta.blue

 

clown2020.hatenadiary.jp

 

すいません、先に話すとネタバレしてしまうので、

事後報告みたいなかたちで、

ストーリーを使わせていただきました<(_ _)>。

 

あとマオの世話を焼いたエージェントというのは

LかOとなるでしょうが、どっちでしょう?

Oさんは暗殺課だからLさんかな?

名前を伏せるための〇(丸)がOと混同されやしないか、

とか、書いている途中で気になったのですが、

伏字のためのXとかにするわけにもいかず、

〇(丸)で押し通しました。

(NNNのエージェントの名は皆アルファベットなので、

いずれXという名のエージェントも登場するかもしれないし。)

 

でもOさんが世話役でもかっこいい、

実はマオの行方不明だった時の不可解さを

ひそかに調べていくうちに…、なんてね(;^ω^)…。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました(^^♪。