一昨日の1月12日のツイッターのトレンドの中に
「猫を飼っていたら「生活保護」の申請ができないってホント?」
と、いうトピックがあり、こんなリツイートをいたしました。
ちょっとでも生活保護者を減らすため、
— 美捨 (@michatblanc) 2022年1月12日
指摘できることはなんでも指摘して諦めさせろと、
上から言われてるのだろうか。
もともと飼っていてその途中で生活困窮する可能性もあるのに。#猫 https://t.co/zlV87RolNp
少々むかっ腹を立てたので言葉きつくなったかな、と、思いつつ、猫と生活保護について少し調べました。
生活保護の条件
結論から申し上げますと、生活保護を受けるならペットを飼ってはいけない、と、いうことはありません。
そんな法律もございません。
ただ生活保護を受けるにあたっては、世帯収入が一定の金額を下回るとともに不動産や自動車、保険や証券、宝飾などのぜいたく品などお金に換える資産を持っている場合、申請が通りにくいと言われております。
持ち家もローンが完済していて田舎など売り払っても大して収入にならない場合や、引っ越すことが受給者の生活において好ましくない場合は、住み続けることを認められる場合もあります。
生活保護を受給する人は基本的に賃貸に住む人が多く、家賃補助には上限があり、ペット可の物件は割高なので、ペットを飼うのが難しいというわけです。
裏技的に大家さんに家賃を基準まで下げてもらい別の項目でお金を払えばいい、と、助言している法律サイトもありましたが、大家さんが了承しないと難しいですね。
条件的に制約があるけど飼うことが全く不可能というわけではないのです。
生活保護受給者と猫
上のツイッターを見て私が真っ先に心配したのは、猫飼っている途中で何らかの理由で生活が困窮し生活保護を受給しなければならなくなった場合です。
今まで家族として一緒に暮らしていた猫を手放せなどと、非道なことを言われたらどうしよう"(-""-)"と……。
そんなことを役所が頭ごなしに言うとしたら自分事だけでなく他人事でも許せないかな、と、思ったからです。
「生活保護」と「猫」の語を一緒に検索するとそれについて語っている記事がけっこうあります。
飼うなら犬は平均1万2千円、猫は平均6千円と、犬より猫の方が安価ですむので、ペットを飼う場合は猫の方がおすすめなのです。
飼うにあたってはエサ代の他、病院代などいろいろお金がかかります。
それを生活保護で受け取ったお金の中からねん出するのは大変です。
でも不可能ではなく、保護団体のサイトでも生活保護受給者が猫を飼う際に受けられる補助、避妊や去勢手術などにおいてですが、解説しているのも目にいたしました。
今は条件が厳しい動物との心の交流
ペットを飼うことが心の安定につながり人によっては社会復帰をうながす一助となることもあるので、積極的に生活保護受給者にネコを飼うことを勧めているサイトもありました。
私たちが子供の頃には貧しい生活を強いられている人が、同じく苦しい生活を強いられているノラ猫にシンパシーを感じ、時々エサを与えているうちに心の交流ができる、なんて話がリアルでもドラマでもありました。
でも今は、責任を持てないなら猫の餌付けをするな、飼うなら室内で、避妊(去勢)手術もきっちりしろと厳しく求められるのが昨今のペット事情ですからね。
動物の持つ人の心を和ませるパワーを受け取るにも条件が厳しいということです。
ハアッ(ノへ ̄、)…。
そういえば去年、ホームレスや生活保護受給者と猫について暴言を吐いた著名人のことについて記事にしました。
一応張っておきますね。
ニャン上の垂訓
猫を飼うものは幸いである、彼らは慰められるだろう。
見よ、後光のさしたへそ天を(マオ)。
え~、おあとがよろしいようで…。
ではまた(^^♪。