「雑草という草はない」とおっしゃったのは昭和天皇でした。
どんな植物にも名前があり、そして個々の植物に、人は「花(植物)言葉」なるものをつけ、時に誰かの贈り物にそのメッセージを託したりもします。
花言葉の決められ方は大別すると、
- 植物の見かけや性質に由来するもの
- 古今東西の神話や伝説に由来するもの
今回はメジャーなハーブ四種の花言葉について考察します。
(注、花言葉には諸説あり、それについての感想はあくまで筆者個人の見解であることをお断りしておきます。)
タイム「勇気」
シソ科 多年草 花期4~6月
きりっとしたすがすがしい感じの芳香があるのがタイムという植物です。
疲れた時の元気回復や殺菌作用にも優れています。
そんな性質が上記の花言葉につながったのでしょう。
古代ギリシャでは「タイムの香りのする男」というのは最大の誉め言葉でありました。
ローズマリー「記憶」「思い出」
シソ科 多年草 花期3~11月(品種による)
ローズマリーには記憶力を高める効果があるとされ受験生の強い味方でもあります。
それで「記憶」とか「思い出」という花言葉。
そのまんまやないか~い!
ローズマリー名の由来ですが、聖母マリアがイエスを抱いてエジプトに逃れる途中、良い香りのする白い花の咲く樹木にマントをかけたら花が青く染まった、と、いう美しい伝説があります。
そこから「聖母マリア」のバラ、ローズマリーといわれるようになったのです。
カモミール「逆境の中のエネルギー」
キク科 一年草 花期4~6月
これはブログ主自身の体験ですが、2016年4月熊本に地震が襲い、さらにその半年後には阿蘇山の爆発的噴火で我が家の庭にも火山灰が降り積もり多くの植物が枯れてしまいました。
タイムを含むハーブ類もかなりダメージを受け、そこから樹勢が震災前の状態に回復するまでにはおよそ3年の月日がいったのです。
そんな中でもカモミールだけはこぼれ種で次々と芽を出し、花言葉そのものと言っていいエネルギーを見せてくれました。
(カモミールには一年草のジャーマンカモミールと
画像はブログ主が庭で育てているジャーマンカモミールです。)
ラベンダー「不信(期待)」
シソ科 多年草 花期6~7月
この花言葉には???と首をかしげました。
ハーブの女王といわれる花に対して、この花言葉はあんまりでしょう。
別の資料では「期待」という花言葉も。
確か日曜夕方放送の「笑点」でいつも流れるお線香のCMでも同じようなことが言われてました。
そしてここからが私の勝手な想像。
片思いでも両思いでもどちらでも、「彼は私をどう思っているかしら?」とか「最近様子がおかしい、浮気でもしてるんじゃないかしら?」とか、誰かを思いその心をあれこれ想像するとき、「不信」にさいなまれていても、それは相手への「期待」が奥に隠されているから。
「不信」と「期待」は表裏一体なのでしょうね。
☆本日の癒し~ハーブの中のニャン~☆
カモミールの群生はマオの絶好の隠れ場所。
すきまからこんにちは(。・ω・。)ノ♡。
本日阪神淡路大震災から27年。
トンガの方で噴火があったり、地球上の各地で天災が絶えません。
うちの庭でも、地震だの噴火だので多くの植物がだめになった中、それにめげないハーブたち。特にカモミールの「逆境の中のエネルギー」には目を見張るものがありましたので、記事にさせていただきました。
ではまた(^^♪。