大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は次回ついに三代将軍源実朝暗殺でしょう。
ひきのばすな~!
今回はその前々回くらいに話題となった、大江広元(栗原英雄)について取り上げましょう。
愛が重すぎた大江さん
以前の記事で、鎌倉殿のドラマに登場する歴史人物が有名な戦国武将のご先祖様であるという記事を書いたことがあります。
大江広元もまた、かの有名な中国地方の覇者・毛利元就のご先祖様なのです。
毎週誰かが抗争で死ぬようなドラマの中で大江は生き延びて、今病気で目が不自由な状態です。
「大江広元、二度と両の眼ではっきりと尼御台を見ることはかないませんが、心の目に今もありありとそのお姿が映ります…」
「重すぎます」
と、バッサリ斬られたシーンが話題となっていました。
失明しても両の眼には美しい姿って『春琴抄』かよ!
村上水軍の女は宝塚男役の方がいい
さてさて話は変わって1997年に放送されたNHK大河ドラマ「毛利元就」。
中国地方の小大名だった彼が飛躍していく過程で、大きな役割を担った存在として瀬戸内海で活躍した海賊衆、村上水軍があります。
大河ドラマでも『毛利元就』は割と好きな方なのですが、描き方にいくつか不満があって、その一つが村上水軍の女神とあがめられた娘のことです。
加芽(かめ)という名で葉月里緒奈が演じていました。
正妻が生きている間は側室を持たなかったと伝えられている元就が唯一心惹かれる女性という設定。
相手に妻がいようと気にしないとか、結婚とかにこだわらない、とか、言っていたけど、どうも葉月里緒奈が起こしたスキャンダルと被って、逆に白けてしまった記憶があります。
大河の原作は永井路子さんだったけど、『村上水軍の娘』って和田竜さんの小説があってそっちのイメージが強い、そっちのイメージでやってほしかった。
その小説では、娘の景は醜女であり、同時に美人であるとも伝わっています。
どっちやねん?
くわしい記述では「目がギョロリとして鼻が高く手足が長くガリガリで日に焼けて色黒」。
昔の女性の美の基準から外れている、でも要するに西洋人風、もしかしたらハーフだったのかも、と、推測されます。
性格は男勝り、宝塚の男役の女優さんに演じさせたらかっこよかったのに。
荒くれ海賊団に崇拝されている女が葉月里緒奈じゃ線が細すぎでしょ。
でもおそらく当時のNHKは、毛利元就の唯一の浮気相手に不倫スキャンダルの葉月を起用して、ナイスキャスティングとか自画自賛してたんじゃないの?
本当の役者ってもんは、自分の性格とか私生活に関係なく、役になり切って観客を魅せる者じゃないの?
このドラマに限らず、たまに不祥事起こしたタレントを、ドラマ中で似たような役どころで起用するケースがあるけどそういうの見ていてしらけるから!
せっかくの歴史ロマンなのに現実のスキャンダルがちらちらして、かえって楽しめなくなっちゃったんですよ。
あとやたらと「愛」と「仕事」の二極対立でドラマ展開させるのもうざかった!
容貌が醜いから「仕事」に生きる、と、言っていた加賀まりこ演じる侍女って、単に髪の毛がくせ毛なだけじゃん。まあ、昔の美の基準としては外れているのだろうけど。
三本の矢ならぬ三匹の子犬
矢も三本なら折れないように、子犬も三匹なら成猫に勝てる!
猫用の段ボールハウスもこの通り…。
最近のマオはこちら。
それではまた(^^♪。