今週のお題「最近読んでるもの」
一か月前にAmazon Kindleで読んだ本です。
『10代から知っておきたいあなたを閉じ込める「ずるい言葉」』
森山至貴著
隠れ悪意や勘違い善意が潜んだ日常生活によく聞かれる言い回し、いわゆるクソバイスともいわれるものですね。
その罠にはならないための考え方や対処するための言葉などが書かれた本です。
ネタバレになるのでさわりだけざっくりお話ししましょう。
「あなたのためを思って……」
まあ、これ言う奴って絶対自分のためだね。
「もっと早く行ってくれれば」
そんなことをいうやつに限って、相手がぎりぎりになって悲鳴を上げるまで気にもかけないし、話も聞かないことが多い。
私見ですが、これの変則バージョンとして
「我慢しないで」とか「君は我慢しすぎなんだよ」
我慢を強いている奴に限って、相手が倒れたりキレたりすると、いい人ぶってそういうこと言いますね。
「昔はそれが普通だった」
あー、これ、セクハラ、パワハラ、体罰などが問題になったときによく聞かれるセリフです。
メディア関係者が公共の電波使って、そういって愚痴ることすらありますが何なんでしょう?
特にお笑い芸人な。
いろんな人の口撃に困惑する人の図(ACイラスト)
実は今カクヨムで、自身の経験からめっちゃもやって心の中で思い切り吐き捨てている言い回しの数々をショートエッセイにしてまとめています。
エッセイのタイトルすらいまだ決められず未公開のまま書き溜めているのですがその中に同じような言い回しに対するトピックがあります。
『心にもないこと』だから何?
相手を傷つける暴言の後で、そういって謝る人がいる。
第三者がそう弁護するときもある。
その言葉が、あんたの心にあろうとなかろうと、言われた側は傷つくんだよ。
似たような言い方で
「そんなつもりじゃなかった」
「本気で言ったわけじゃない」
「冗談だった」etc。言葉は凶器。
あなただったら、ナイフで刺された後、
「ごめん、本気で刺したわけじゃない」
と、言われたら痛みが和らぐのかな?
ちまちまこういうモヤりを思い出して書き溜めています。
カクヨムコン9の短編集に出せたらいいな。
最後にずるいマオ。
目線も首の傾げ方も手のポーズも、すべてにおいてあざと可愛い。