昭和ネコ令和を歩く

~Show a Cat walk in 00~

テラスハウスの事件で日大アメフト危険タックル事件を連想した

最初に断っておきますが、実はブログ主は木村花という女子プロレスラーも「テラスハウス」という番組も、事件が起こるまでは全く知りませんでした。

 

なんの予備知識もないというのも利点となる可能性がある(かもしれない💦)ということで、この件についてお話していきます。

 

メディア業界のもろもろについて、かなり厳しい物言いになることをあらかじめお断りしておきます。 

 

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木村花さんの事件とこれまでの展開

フジテレビ放送の『テラスハウス』という番組の放送がきっかけで、木村花さんという女子プロレスの選手にSNSでの「誹謗中傷」の書き込みが殺到しそれを苦にジサツ。

今年の5月23日のことでした。

 

その後、SNSの書き込みについて口を極めてののしるタレントや著名人多数。

政府もSNSの書き込みに関しての法整備に動き出しました。

 

しかし、その後、フジテレビ制作側にも過剰演出、つまりやらせ、それも木村さんの意思を無視し、むしろSNSの炎上をあおっているようなやり方をしてきたことを問題視されました。

世間の声に押されフジテレビ側が調査を開始。

その結果が3日の金曜日の夜、まだ調査が完全に終わっていないが発表されました。

 

が、しかし、なんですかね?

このつっこみがいのある内容は⁉

 

出演者を縛る誓約書まで存在、でもむりじいはしていない…???

 

フジテレビはこんな児戯に等しい言い訳で一般ピープルが納得できると思っているのでしょうか?

  

日大アメフト危険タックル事件

タイトルに出した日大アメフト危険タックルの事件の方もおさらいいたしましょう。 

日本大学フェニックス反則タックル問題 - Wikipedia

 

この記事は木村花さんのジサツ事件との類似点を語るのが主な目的なので詳しい顛末はウィキの記事なども参考にしていただくとしてざっくり語ると、

2018年5月6日 

日本大学関西大学のアメフトの試合において日大の選手が関大の選手に「不自然」で「不必要」なタックルを行い、関大の選手が負傷。

この悪質タックルが問題視されると日大の指導者サイドは

「監督と選手の意思疎通がうまくいかなかっただけで故意ではない」

と、主張するが、5月22日タックルをおこなった宮川選手が記者会見で自分がタックルを行わざるをえなくなってしまったいきさつを語る。

 

その後の情報系番組での扱いの頻度はすごかったですね。

 

毎日どこかの民放でこの事件を扱っていました。

ハラスメント関係については私自身興味があったので、めったに見ないテレビの情報系番組もこのころはがっつり見ていたのを記憶しています。

 

木村花自殺の事件と日大の事件の類似点

木村花さんの意思を無視して「ビンタ」などの蛮行をフジテレビ制作側が強要、と、遺族は花さんの証言をもとに主張しているが、フジテレビはその事実を否定しました。

 

日大アメフトの事件でも宮川選手は監督やコーチから練習を外されたり、様々なハラスメントを受けた後で、

「相手のクオーターバックをつぶしてこい」

と、言われました。

 

これを指導陣はずっと

「つぶすつもりでやってこい」

というつもりだったとか言い訳していたけど、社会経験のある大人なら、いや子供でもいじめられ経験のあるならハラスメント行為で巧妙に選手を追い詰つめた指導者サイドの悪質手口だと、判断するのが普通だし事実そうなりました。

 

フジテレビサイドは「ビンタ」などいっていないというけど、日大の事例と違って反論する人間がすでにこの世にいないわけですよ。

 

その「死人に口なし」をいいことに、言っていないということでごり押ししてゆくつもりなのでしょうか?

 

それとも「叩くぐらいの迫力で行け」というつもりだった、と、この先「ビンタ」など言っていないの主張で押し通せなくなったらいうつもりなのでしょうか?

 

日大アメフトの事件が起こった当初はタックルをした宮川選手も、それこそ木村花さんと同じように非常に厳しい非難の嵐を受けていました。

 

その流れがらっと変わったのは、彼が大学サイドの反対を押し切って独自で行った記者会見にて、経緯を率直に語ったからです。

彼自身も「加害者」ではなく悪質指導者によるパワハラの「被害者」だったと、世間に認識されたからです。

 

だけど木村花さんの事件は、事の顛末を制作側(彼女の所属する事務所もふくまれる?)からのハラスメントを受けた被害者として赤裸々に語ろうにも彼女自身が、もう一度言うけど、この世にいないのですよね。

それをいいことにあくまで彼女に対する「配慮の不足」で押し通そうとするフジテレビサイドの主張は、一般人からも受け入れられるものではありませんよ。

 

SNSの書き込みを批判した著名人は皆フジテレビのことも批判しろ

木村花さんの事件が起こった当初は、これでもかというくらいSNSの書き込みのことについて多くの著名人が自身の恨み言も含めて非難していました。

 

ただ木村花さんの事件はSNSの方にも問題はあれど、結局フジテレビ側が元凶となっているのではないですか?

 

日大アメフト事件に関して一番悪いのはだれか?

といえば、指導者をふくめた日大の方なのはもはや疑いがないです。

 

仮に日大の事件で宮川選手が記者会見をせず、世間の非難やもろもろのことを気に病んでジサツしてしまったとしたら、表向きはSNSなど「誹謗中傷」したほうもやりすぎだったと言われる結果になったでしょう。

(そして木村花さんの場合、誓約書やもろもろの縛りで内幕をそっと母親にメールすることしかできなかった?)

 

じっさい、そういう形に押し通すために著名人たちはSNSをののしりまくったのではないですか?

 

別にそういうつもりではなくほんとうにSNSを問題視して、と、おっしゃるならば同時に制作サイドのパワハラともいえる問題もちゃんと批判したらどうなんですか?

 

フジテレビの「バイキング」という情報番組は当時は連日、日大アメフト事件を扱っていましたよ。

それと同じくらいの頻度で自社の問題を扱ったらどうなんですか?

 

誓約書の内容は適切だったかとか、すべてが明らかになっているわけでない今でも議論できる案件はあるはずですけどね。

 

同じくフジテレビの「ワイドナショー」でダウンタウンの松本さんも口を極めてののしっていました。

でもやっぱり制作サイドのこともきっちり批判しなきゃ!

自分が過去にSNSで言われた恨みを木村花さんの死にかこつけて晴らしたかっただけと、いう風にしか解釈できないですよ。

 

SNSの問題を言えば言うほど、その「炎上」を制作側が喜んで煽っていたと見受けられる放送内容は一体何なのだ?ということも問いたいです。

その検証も今後必要なですが、そもそもその検証をフジテレビはだれにまかせているのか?ということも実は疑問です。

 

☆本日の癒し~かぷっ!~☆

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