最近はヤフーサイトのおすすめ記事にて、毎日更新される主婦の実体験を作品化した「ママスタ」の漫画をよく読んでいます。
まずその中の一つを紹介します。
上から目線のにわか料理人
ざっくり説明すると、コロナ下で自宅勤務が増えたパパが料理を作ってやると言って作ってくれるのはいいのです。
でも、高級食材買ってきて長い時間をかけて料理を作りそれをどや顔で出します。
そして、ママが限りある予算の名か安い食材を使いまわし、他の家事や在宅ワークの合間をぬって、手早く作った料理をけなすのです。
これみてかの有名な漫画『美味しんぼ』思い出しちゃったよ。
大量生産とは違う食材へのこだわりとか、調理法へのこだわりとか、読んでていて確かに面白いとこもあったのだけど、その論法を変にこじらせると、こういう「ダメパパ」というか、「クサ〇ダンナ」が出来上がるんだろうな。
『美味しんぼ』はよく飲食店で、他の料理マンガと一緒にどーんと何巻も置いてあることが多く、注文した料理が来るまでの暇つぶしに読ませていただきました。
プロの方の教材マンガの一つになっているのかもしれませんね。
それ自体は勉強熱心な調理師のいる店とみることができるからいいのですが…。
マンガではラストでママが
「にわかが同じ舞台で上から目線で料理を語るなあ!」
と、きれてパパを謝らせてました。
私見ですが美味しんぼ的感覚をこじらせる奴に男性のが多いのは、限りある予算の中から他の業務と並行して料理を作るって経験がないせいでしょうかね?
そもそもプロが厳選した食材を身に着けた技術で調理し客に提供してその対価をいただくうえでの「こだわり」はいいけど、家庭料理は全然別の要素を必要とされるのです。
その観点からディすられれば頭にきて当然ですわな。
美味しんぼの中の虐待
美味しんぼの中で主人公の山岡氏は実父の海原雄山と仲が悪いです。
その理由の一つとして、雄山が母を虐げていたと山岡(息子)が思い込んでいたから。
雄山は病身の母親に自分が食べる料理を作らせ気に入らなければ作り直させるを繰り返していました。
それが息子からは母を虐げているように見え、でも別の人の解釈だと母に生きがいを与えていたのでは?と、いうことになっていたのですね。
ただ父のやり方に反発を持っていた山岡ですが、自分が結婚すると妻である栗田の料理にダメだし多数。
よくまあ父親の行動を否定できたものだな。
息子が過失で皿割ると、
”この大馬鹿もの!この皿は古備前の名品だぞ!
それを割ってしまいおって、この皿一枚ほどの価値のないお前が!
死ね!死んで償え!”
生身の人間に対して
「この皿一枚ほどの価値のないお前」って何?
このセリフ一つでドン引きした記憶があります。
仕事先で息子と遭遇したときも、自分の子どもを陶芸作品と一緒くたにして、失敗作なら叩き壊すのが当然、みたいな言い方をしていたんですよね。
お母さんへの接し方は息子側の誤解だとしても、こういう親との和解を結婚の際に無理強いして、和解できてよかったねという感覚のストーリーを出されるのが違和感ありまくりでした。
ネットの掲示板ではこの作者の感覚と同レベルのお花畑脳が、結婚式の際に子供を虐待し絶縁状態だった親を相手側がサプライズで招待し、親を見た子供がショックで失神して結婚式台無し、その後破談という話が本当かどうかはわからないけどありましたね。
これも私見ですが、少年漫画って虐待の末の不仲への認識が甘すぎる作者がちょっと多すぎるんじゃないですかね。
『メジャー』という野球漫画のジョーギブソンの息子のジュニアに対する対応もひどすぎると思いました。
さらにさかのぼって野球漫画の元祖と言える『巨人の星』なんて論外ですしね。
コピー商品みたいな二世キャラ考えだして、父親の後を追わせるマンガ多すぎです。
不幸な家庭は異なった理由で不幸である
ママスタ漫画の話に戻りますが、個人の家庭の体験談、それももめごとについての暴露話は、以前は2チャンネルの掲示板でよく目にしました。
それが今はレタスクラブなど雑誌系を含む様々なサイトで、マンガ化されるようになったのね。
幸福な家庭はすべてに似通っているが、不幸な家庭はそれぞれ異なった理由で不幸である。
ろくでもないガキ夫や困りものの義理親(時々実親)がどんどん登場しますが、感心したり面白かったりする人も同じくらいでてきます。
その事例の一つとしてどうぞ('ω')ノ。
自分としてはデジャブ―感はんぱないパパさんでした( ̄▽ ̄;)…。
何にデジャブ―感を持ったかって?
読めばわかるかもです。
ユズが小さい頃の写真、
メイの子育て・ユズの見守り(●´ω`●)。
今週のお題「一気読みした漫画」