相手の状況も考えず口を極めてののしって炎上させた著名人
ウクライナに千羽鶴を贈るという行為がネットで炎上していました。
旗振り役はひろゆき、ホリエモン、メンタリストDaiGoなどです。
これからの方々私はあんまり好かんけど、最初は珍しく同意していました。
たしかに千羽鶴を贈るより、可能ならば相手のニーズにこたえたものを贈る方がいいでしょう。
その意見については今も変わりはないのですが、21日のフライデーの記事で事の顛末が詳しく書かれた記事を読み、逆に旗振り役のサンバカラスとそれに同調している一般ユーザーの方が腹が立ったし軽蔑するようになりました。
フライデーの記事によると贈ろうと考えたのは障碍者就労支援施設の人々で、送り先は在日ウクライナ大使館だったということです。
にもかかわらずなされた、ひろゆきやホリエモン、そしてメンタリストDaiGoの悪口雑言と言っていいような発言の数々と同調して彼らを叩いた者たちの言い分。
それらを見ていると、あたかも彼らのことをウクライナ本土の戦場に武器にも食糧にもならない「千羽鶴」を贈ろうとした〇ホと言わんばかりの罵り言葉のオンパレードです。
彼らは「相手の状況」を考えろと偉そうにいっていたが、それをやろうとした「相手の状況」を全く考えずに非難して炎上させて、それをひとかけらも悪いと思わず開き直っているのですよね。
ひろゆき
まずひろゆきをはじめとしたこのメンツは、金でも物でも労力でも、ウクライナを助けたいという「善意」があるなら、それを表現するにあたっては様々な選択肢の中から、自分の意にかなったやり方を選ぶことができるでしょう。
ひろゆきはえらそうに「バイトをして金を贈れ」などと言ってましたが、障碍者にそのハードルは高く難しい、施設自体資金繰りが厳しい状況。
そういった視点に欠けた彼らの心ない発言。
この騒ぎが起こってから言い方を指摘されたひろゆきは「強い言葉」は「間違った行為をする人が少しでも減るように」と言われていました。
しかし、選択の余地が多くある人々を啓蒙するために、極めて限られた選択肢しかない人々を口を極めてののしる必要がどこにあったのか!
DaiGo
メンタリストDaiGoは昨年、生活保護受給者を不要と言って非難を浴びました。
その後そういった人々を支援する団体に教えを乞うような話も出ていましたが、結局何も変わってなかったということですよね。
重ねて言うが、何かをやりたいときに選択肢が限られた人の存在を想像することすらできないままの悪口雑言だったのですから!
「折り鶴を贈るのは狂気」と彼は言いました。
しかし、逆に言いたいです。
言葉は凶器です。
その凶器を他人をおもんばかることもなく振り回すその有様は、
「狂〇に刃物」という言葉がぴったりくると思います。
ホリエモン
また過去にホリエモンの餃子事件についても私は記事にしたことがあります。
ホリエモンこと堀江貴文氏がマスク着用にいちゃもんをつけたので入店を拒否され、その腹いせにSNSで晒し行為をし、自分のファンに当該店舗を攻撃させ営業妨害した事件です。
千羽鶴の件でも彼らが口を極めてののしったせいで、当該施設に抗議電話などが殺到したりもしたそうですが、ホリエモンの餃子事件と構図は同じですね。
影響力の強い立場の人間が、自分があげつらった立場の者を影響を受けた一般人が勝手にやったことなんて言い訳、重ね重ねいいますが、絶対やめていただきたいですね。
ウクライナ思うなら欧州のことくらい勉強しろ
ほかにもちょっと〇ホやろと思ったのが、鶴はウクライナにとって不吉だから、そんなものを贈るなと言わんばかりの書き込みがあったことです。
「ウクライナ 鶴 意味」と検索するといくつか出てきたものです。
しかしそれを読んでみると論拠がケルト神話と見て私は???になりました。
ケルト神話はキリスト教の伝統におされてほぼ消滅しており、なるほど調べてみても登場人物が聞いたことのない名前ばかりでした。
(唯一アリアンロッドという名がね、それを主人公にした漫画がありましたね。)
また同じく挙げられていた北欧神話は、ケルト神話よりは有名で、オーディンやトル―などどこかで聞いた名もありますが、それはスカンジナビア半島です。
この地域の国々もロシアと隣接していますが方角が違う、そして、いままでそれらの国々はNATOに所属していませんでしたが、今度のウクライナ侵攻を経て科の国々も危機感を募らせNATOに加盟することになりました。
書き込みの中には「鶴は核兵器を意味する」なんて大げさにあおる文言がありました。
しかし根拠を調べると、それらの地域の鶴の意味合いから勝手に発展させただけの文言がきっかけ、そんなものを検索上位に置くのはどうかと思いますよ、グーグルさん。
そして実際にウクライナ人に鶴の意味合いを尋ねた人の記事もありましたが、鶴にそんな悪い意味はない、コウノトリと同じような立ち位置。そして寒いときには温かいところに飛んでいってしまうけどまた帰ってくることで、故郷を追われた人の切望の象徴と書かれていました、
記事は一つしか見つからなかったのでもっとたくさんの聞き込みなどがあればはっきりするのですが、いきなり欧州の離れたところの神話を持ち出して騒ぐ書き込みよりは信ぴょう性があるかなと思います。
そもそも、千羽鶴を贈ることを批判するために欧州の神話まで持ち出した人々ですが、そこまでウクライナのことをおもんばかるのでしたら、もうちょっと欧州の地理や歴史を勉強したらどうなんですか?
素人レベルのもの知りでしかない私でも、論拠がケルト神話と見ただけで???となりましたよ。
☆本日の癒し~庭にたたずむマオ~☆
それではまた(^^♪。
追記ーさらに詳しく状況を説明している記事があったので張っておきます。