昭和ネコ令和を歩く

ある時は人目線、またある時は猫目線

歴代大河ドラマの印象に残ったオリジナルキャラ5【武田信玄】

性懲りもなくやっちゃいました('◇')ゞ。

 

次は『武田信玄』にゃ('ω')ノ

麒麟が来るまでやりますよ!

歴代大河ドラマオリキャラシリーズ(*^▽^*)。

 

今回は大河史上一、二を争うほどのインパクトのあるキャラ

(と、ブログ主が思っている)

1988年放送の『武田信玄 (主演・中井貴一)』、

その中に出てきた信玄の正妻三条の方の侍女八重。

悪役チックな小川真由美さんのインパクトのある演技。

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 最初に視聴していた頃は自分も二十代だったので、

ドラマが描いた狙い通りに

八重に関しては諸悪の根源みたいな見方をして、

でも今考えたらその描き方自体に

言いたいことが山ほどありますヽ(`Д´)ノプンプン!

 

姫さま命の侍女の八重

三条の方ー武田信玄ー諏訪御寮人(湖衣姫)

 

左から、正妻・主人公・側室。

三条の方が紺野美沙子、湖衣姫が南野陽子

原作者の新田次郎さんが諏訪のご出身なので、

諏訪御寮人(ドラマでは湖衣姫)上げの反動の

三条夫人下げがすごかったのですね。

 

公家出身の高慢ちきな女で側室となった湖衣姫につらく当たる役どころ

まあ、三条夫人のほうは口だけで、

実際に湖衣姫を害していたのは侍女の八重、

実害レベルでいろいろやらかしてくれてましたから、

でもよくよく考えてみれば、

正妻(の侍女)にそこまでやらす信玄がたいがいひどいぞヽ(`Д´)ノ!

 

ドラマの初めから説明すると

若き信玄、おここという女性(南野の二役)に恋する、

父の命で三条家の姫と結婚、しかし彼女に目もくれずおここに夢中

三条の侍女八重がおここを殺害、

何年か後おこことそっくりの諏訪の湖衣姫と出会う、

信玄は彼女をおここの生まれ変わりと信じ側室にと望む、

信玄諏訪家を滅ぼし、おここを側室に。

(この辺の事は2007年大河『風林火山』の主人公

山本勘助も深くかかわってくるのです。)

 

当時は政略結婚が当たり前にしても、

わずか十五の娘が遠く離れた土地に嫁にきて

その夫である人物が別の女に夢中って

傷つきますよ、失礼にもほどがありやせんか?

 

三条夫人は年老いて病に倒れてのち夫信玄に対し

「この甲斐にきて三十有余年、

お前様との間に言葉尽くせぬ事たたございました。

されど、そのことは恨んではおりませぬ。

今、この三条にとって思い残すことはただ一つ、

お前様がおここなる女子見初めし時よりただの一度も、

ご先陣をたわまらなかったことにございます。

お前様の正室でありながら、

第一夜の先陣を待ちわびてかなえられず、

悲しき日々にございました。」

死ぬ前に三条夫人が素直に心の内を吐露したセリフで、

それによってはじめて信玄は彼女の孤独を知る、って遅すぎじゃ!

 

そもそも失礼で薄情なのは信玄のくせに、

よくまあ嫉妬深い悪妻みたいな描き方ができたもんだ!

 

実を言いますと八重はドラマの中のオリジナルキャラで、

正妻がそこまでひどいと視聴者ドン引きだろうということで、

悪行のほとんどは八重がやらかしたことになったのです。

ってことは原作は?

地元愛が強いのはけっこうだけどそのためにそこまで、

特定の人物貶めて勧善懲悪っぽい話に仕立て上げるのってどうよ?

そもそも武田家は諏訪御寮人の産んだ勝頼が滅ぼしているわけだし…。

 

八重が行った悪行の数々

先ほどのチャプターは主に三条夫人について書きましたが、

その三条夫人と彼女が産んだ子のために、

八重が様々な悪行を重ねていく様は圧巻であります。

 

まず最初に信玄が見初めたおここを殺害、

諏訪の湖衣姫がおここに瓜二つなことに驚き、

妖怪とののしり彼女を折檻、

湖衣姫が産んだ子(のちの武田勝頼)を呪詛、

三条夫人の産んだ長男義信と父信玄が対立しだすと、

義信の立場を守るために八重暗躍、

その中には義信の守り役の家臣と不倫関係にまでなり、

魔性の女的なふるまいもいたしてました。

般若の面をかぶって密会のため夜道を渡っていく姿は

ホラーだったにゃ( ̄▽ ̄;)…。

様々な工作もむなしく長男義信が自死してのちは、

湖衣姫の子の勝頼が家督を継ぐことを阻止するために暗殺を試み、

それがばれて信玄に拘束されます。

 

三条の方の死の寸前の事でした。

 

三条の方は今わの際で八重のやらかしたことは皆、

自分を想ってのことだからそれに免じて許してほしい、

と、言い残し亡くなります。

 

勝頼殺害未遂の容疑で幽閉されていた八重は

三条の方にあいたい一心で脱走、

ようやく彼女のもとに駆け付けた時には

三条の方の命はすでになく、

姫様一人では三途の川も渡れませんと、

慈悲として賜った懐剣で自死するのでした。

 

やることのあくどさと思い込みの強さが

もはや妖女の域に達していました💦

 

このドラマの原作の方は読んだことないけど、

八重の役割を三条の方本人にやらせていたとしたら、

どんなえげつない正妻に描いていたのでしょうね。

 

春の陽のような女人をよくあれだけ貶められるな⁉

三条夫人の実像については、彼女の葬儀の時に

快川紹喜(かいせんじょうき)という僧が彼女のことを

「大変お美しく、仏への信仰が厚く、周りにいる人を春の陽光のように包み込む穏やかなお人柄で、信玄様との仲もむつまじい様子でした。」

って、ドラマと真逆やん!

 

快川和尚は武田家が滅んで後

武田の残党をかくまって織田信長に攻められ、

恵林寺が焼き討ちされた時、かの有名な

心頭滅却すれば火もまた涼し」

という有名な言葉を残した方であります。

 

ちなみに彼女の墓のある円光院というお寺では

ドラマによる彼女の貶められ方に異議を唱えるべく

快川和尚が残した言葉を立て看板にしているそうです。

三条夫人のお人柄の真実 

西方一美人 円光如似 和気似春

 先ほどの言葉の原文ですね('ω')ノ。

 

ではでは(^^♪。

 

☆本日の癒し~春と同化したニャン~☆

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