NHK大河『麒麟がくる』が残すところあと二回となりました。
Betty(id:Betty0918)さんの放送毎の解説記事もけっこう楽しみにしていました。
紹介させていただいたのは松永久秀の最期の時の記事です。
(この回を選んだの個人的趣味です。)
『麒麟がくる』の家康
歴史は勝者によって語られます。
無意識のうちに秀吉や家康など戦国三英傑の目線で判断していた将軍足利義昭や松永久秀の意外な人物像なども楽しめて、なかなか面白かったので名残惜しいですね。
そもそも最終的に本能寺の変の後、光秀は非業の最期を遂げるわけだし(´;ω;`)ウゥゥ…。
やっぱり以前の記事でも書きましたが、
光秀の意思は家康に引き継がれた的な終わり方でしょうかね?
前回の「離れ行く心」では家康が非公式に光秀と会い、信長から妻と嫡男を殺せと言われていることを光秀に相談していました。
幼少期の家康が人質として織田家にいた時にも偶然出会い、干し柿を上げたエピソードをはじめオリジナルストーリーで家康が武将の中で本当に信頼できるのは明智光秀のみ、と、いう関係で描かれてきています。
最終的に天下を取った家康さんに、別の武将あるいは姫が主人公の時にどういうからませ方をさせるか?
NHK大河の場合、他にも、それぞれのドラマで面白いものがあります。
ちょっと紹介していきましょう。
2011年「江~姫たちの戦国~」
織田信長の妹で絶世の美女と評判の高かったお市の方の三女で三代将軍徳川家光の生母でもあるお江。
彼女の場合、最終的に徳川家に嫁いだからか、家康との関係については最初からいい感じでした。
ただ本能寺の変の前、江は自分も京都に行きたいとおねだりし、それで変に巻き込まれ家康とともに命からがら難を逃れる、いわゆる伊賀越えにむりやり江わりこむ!
少女漫画でもなかなか使わない意表を突いた展開。
ここでちょっと白けてしまいました。
しかも、江及び秀吉の感情表現が大げさすぎることについていけなくて途中で見るのやめてしまいましたね。
2002年「利家とまつ~加賀百万石物語~」
加賀百万石の基礎を気付いた前田利家とまつの物語。
家康が豊臣家の天下を奪うための、最期の障害となった武将が前田利家ですから、なかなかに因縁深い描き方をしていました。
妻のまつは幼少期に両親を亡くして親戚筋の利家の実家に引き取られるわけですが、その両親を戦で倒したのが家康という設定です。
その時のこだわりというか遺恨がずっとまつの心にあり、徳川の世に家を存続させるためにまつが人質として江戸に行く前に家康が何かを言って最終的にそれが消え物語が終わるわけです。
いやいや、まつさん、遺恨って……。
その当時の徳川(松平)ってたぶん今川義元の命令であっちこっちの戦に駆り出されていた時代だよ。
戦国の世に生きていたらそのくらい分かるだろ。
(家康を敵視するのはちょっと無理やりすぎ。)
この点に関しては、まつのほうがあんまりじゃないのって思ってたんですよね。
NHK大河の歴代及び今後の家康役
主に自分が印象に残った家康の絡ませ方をあげました。
それぞれ扱われる武将の年代によって家康像も変わります。
『麒麟がくる』では家康は光秀や信長より年下なので、風間俊介さんが演じ、若いイメージで物語は終わります。
1998年の『武田信玄』でも家康はまだ若く三方ヶ原の戦いでこてんぱんにやっつけられるだけ、まだ若かりし中村橋之助さんが演じていました。
逆に1987年の『独眼竜政宗』では、主人公の伊達政宗が家康よりかなり後に生まれているので、徳川家康は津川雅彦さんが演じました。
『江~姫たちの戦国』では主人公の舅となるので、こちらも渋く北王子欣也さんでした。
同世代のライバルとして扱われたドラマでは竹中直人の『秀吉』では西村雅彦さん、『利家とまつ』では高嶋政宏さんでしたね。
そしてなんと2023年の大河の主人公が再び家康です。
主人公を演じるのは松本潤さん!
たぬきおやじのイメージとは程遠いし、どうなるかと思ったけど楽しめたので、2023年の『どうする家康』も期待しています。
タイトルが情けなさ全開のイメージだけど、NHKさん、どうするの?
☆本日の癒し~つわものどもの夢~☆
武将気分で敵将を狙っているマオです。
兜がないので3Dにあったユニコーンの角で間に合わせ( ̄▽ ̄;)…。