『セクシー田中さん』という漫画の原作者が急死されたことを受けて、漫画とテレビなどの映像媒体におけるドラマ化の難しさが浮き彫りになりました。
うん、漫画とドラマだけでなく、小説とドラマ(映画)とか。
あるいは、漫画とアニメの間でも、ファンが「こんなんじゃない!」と、思うことってありますよね。
私が生まれて初めて、それを感じたのは『キャンディ・キャンディ』のアニメ化においてでした。
まあ、いまだったらね、原作と話の流れが微妙に違うとか、漫画にはなかった話が入っているとかいうのは、そうでもしなきゃ原作に追いついてしまうわけだし、いろいろ大人の事情があったのだろう、と、理解できます。
でも、ビジュアル的にアニーの髪の色が青だったのはちょっとがっかり。
アニーについては性格的に「きらい」とかいうひとも多かったけど、漫画では金髪にサラサラ髪を表す線が引かれていてビジュアル的には好きだったので楽しみにしていたのに、色が違いすぎて期待していたイメージが出ていなかった……。
これも、登場人物が金髪だらけじゃ区別がつきにくいとか、アニメの表現だと髪は青とかピンクでもおかしくないってことだったのかもしれないけど。
それから、小説の映画化ですが、ドイツの有名な児童文学作家ミヒャエル・エンデが書いた『果てしない物語』。これが『ネバーエンディングストーリー』として映画化された時に、そのラストが原作者の意図と違って、訴訟を起こされました。
読んでみると確かに大きく違います。
映画と小説は別物と考えた方がいいくらいです。
私は映画を最初に見たので映像はきれいだし、特に竜のファルコンがもふりたくなるほどかわいかったのですきでした。
割り切って両方楽しめたので良かったかな、とは、思っていますが……。
竜の名前は映画では「ファルコン」だけど、小説では「フッフール」。
これは作者がドイツ人だけど、英語圏で映画化された故のことなんでしょうね。
ちなみに私もこの英語とドイツ語の違いで、この小説を英語で紹介したとき、イギリス人の先生に変な訂正をされたことがあります。
主人公の名前はバスティアン(Bastian)。
私もそうちゃんと書いたのに、イギリス人の先生は名前の頭に「Se」をつけて「セバスティアン」にしているのですよ。
名前間違っているよって指導のつもりらしい……。
ちがうのに!
紙媒体をメインに表現される漫画や小説、それと映像との間には表現媒体が違うからどうしても変えていかなきゃならない部分もあるのでしょう。
そこは、結局お互いがどれだけ意思疎通ができるかにかかっているのでしょうが、間に入っていたテレビ局も出版社も肝心なことは言わないうえに、どうもコメントが上から目線。
そこが見ている人をもやもやさせていますね。
最後にセクシーまおさんの寝姿。
もういっちょ!
なんか踊っているようにみえるのよね。
それではまた(^^♪。