昭和ネコ令和を歩く

~Show a Cat walk in 00~

『鬼滅の刃』第三期放送前夜祭

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』が明日いよいよ放送開始です。

 

それを記念していろいろ出していきましょう。

 

 

白猫コラボフォトジェクト

何回か紹介したことありますが、白猫プロジェクトというゲーム。

mishablnc.hateblo.jp

ゲームキャラを実際の風景の中に写し込むことができるのです。

 

その白猫が3月末まで『鬼滅の刃』とコラボしていました。

他作品とのコラボってたいがいは、その作品のメインキャラがなぜが次元を超えてゲーム世界にやってきて、何らかの問題を解決したら元の世界に戻るって、ストーリーはワンパターンなんですけどね。

ただガチャで当たったその作品のちびキャラを使い、風景写真とか撮影するの楽しいのです。持っているガチャ石全部ぶち込んで当たったのがこちら。

炭治郎くんゲット!

 

禰豆子と二人で動くコンビキャラなんだけど、カメラでは炭治郎しか写せニャイのです。

 

続いて宇随天元さまです。

ムキムキねずみだけでなく猫も使役してるよ。

 

他にしのぶさんや煉獄さんもいたんだけど、それは当たらなかった…。

 

実を言いますと、鬼滅コラボは二回目でパート1もガチャとともに復刻されていて、それで手に入れられたのがこのキャラ。

我妻善逸です。隣りにしっかりすずめもいます。

 

後ろの菜の花枯れかけですね。

まあ、それはいいか。

 

 

蜘蛛の糸』鬼滅ヴァージョン

地獄の血の池で浮いたり沈んだりしているのは妓夫太郎でございます。

人であった時も、鬼であった時も、何人もの人を殺した大悪人でございます。

幸せそうな人間が大嫌いで、鬼になったことにも何の後悔もないと断言するくらいだから救いようがありません。

そんな魂では地獄以外置いておくところがありません。うっかり輪廻の輪の中に入れてしまえば、どれだけの人が被害を受けるかわかりませんから。

それにしてもこの妓夫太郎、血の池にいても元々が人の血肉を食らう鬼ですから、沈められても屁の河童といった風情で、おまけにちょっと変わったこととしては、梅という名の稀に見る美貌の少女をいつも背中におぶっていたことでございます。

 

ある時のことでございます。

妓夫太郎が何気なく頭を上げ血の池の空を見ますと、銀色の蜘蛛の糸が一筋細く、まるで人目を恐れるかの如く、彼の上に垂れてきたではありませんか。

彼は蜘蛛の糸を両手で手繰りながら一生懸命に上へ上へと昇ってゆきました。

地獄と極楽の間は何万里とございますから、容易に上までたどり着けませんが、やがて一生懸命昇った甲斐あって、今までいた血の池などの地獄ははるか下の方にとなっていました。

ただ下を見ると自分と同じ罪人たちが昇ってきているのを見て妓夫太郎は焦りました。

そして背中にいた梅に対して、「このままでは糸がちぎれてしまう、早く昇れ!」と上に押し上げました。

そして「罪人ども、この糸は俺たちのだ!」と、言おうとしたその時です。

「糸の強度はこれが限界だと思ってるの?」という声が上から聞こえてきました。

同じく鬼だった下弦の伍の累でした。

累は鬼だった頃の術で糸の強度を上げ、兄妹が昇ってくるのを補助しました。

 

極楽に昇ってきた兄妹はそれぞれ素質に応じた形で神仏の手伝いをさせられることになりました。彼らが地獄で余り堪えず逆に水が合っているように見えたお釈迦様は、罰はもういいから、今度は人々のために働かせることで償わせようと思ったのです。累も同じような理由で極楽にいたのでした。

終わり。

 

う~ん、残虐な鬼でしたから、神仏の眷属ってちょっとどうなのって感想あるかもしれないけど、鬼から神へというのであれば「鬼子母神」という存在もありますからね。

鬼子母神は自分の子を育てるために他人の子をさらって食い殺していました。

お釈迦様は彼女の子を隠し、嘆き悲しむ彼女に「千人のうち一人の子がいなくなってもそれほど悲しむのだから、大切な子を奪われた親御の胸中はどうだ」と諭し、反省した彼女は仏教に帰依し、子を守る神となったのです。

 

ちなみに妓夫太郎が極楽まで昇りきれたのって、カンダダとちがって自分のことよりまず妹を優先するのではないか、と、いう推測の元、そういう結末にいたしました。

 

今日はお釈迦様の誕生日でもあるのですね。

 

それではまた(^^♪。