前回の予告通り、ジャニー喜多川の性加害にだんまりを続ける当該事務所ジャニーズとマスコミ業界に関する記事です。
前回の記事はこちらです。
前回は大手芸能事務所の創業者が、デビューをエサに少年たちを性的に虐待していたのを、海外の放送局(英国においてNHK的な立場のところ)に報じられ、世界的に配信されたというのに、日本のマスコミがだんまりを続けているという事を書きました。
何十年も芸能事務所において組織的な人権侵害が行われていたのに、日本のマスコミはそれをスルーし続け、日本の人権軽視大国ぶりが世界に印象付けられました。
メディア業界が勝手にやっていることで、日本が人権侵害容認大国みたいに見られるのって腹立たしいです。
さて今回は現在メディアに露出しているジャニーズタレントに関して語ります。
所属しているタレントに罪はないかのような言説もありましたが、私はそうは思いません。
予告イラスト再掲載。
今回の岡本カウアン氏の告発にしても、過去の文春記事にしても微細にわたってリアリティがあり、それに関する否定をジャニーズ自身はしておらず、最高裁の判決でも性虐待自体は認定されていたので、ジャニー喜多川におるおぞましい行為は何十年もわたって繰り返されてきたのでしょう。
そのことを内部の人間が知らなかったとはとても思えません。
知っていながら、テレビ番組のトークでは時々ジャニーさんとのほほえましい逸話をアピールして、正直言って「YOU」がどうとかくだらなかったんですけど、悪事の部分の隠ぺいに結果として協力してきたわけでしょう。
現役タレントの誰がジャニー喜多川の被害にあったのか?なんて正直どうでもいいです。
被害にあってないとしても知らなかったとは思えないから、ジャニーの性虐待を隠して良い話をしたことによって、結果として被害者を増大させたという罪科があります。
そして、被害にあった人だったとしたら「グルーミング」という手法でその心理を理解できますし、その人物がいくら「ジャニーさんの恩」を語ったとて、だからこそより、ジャニー喜多川や事務所サイドの卑劣でおぞましい性虐待の許せなさを実感するだけなのです。
グルーミングとは本来、動物同士が親愛の情を示すために毛づくろいをしあうことを言います。
子供に対する性虐待の場合、ざっくり語ると、まず子供を「いい子いい子」して手なづけた後、判断力の乏しい子供を自分の欲望をかなえる道具にすることを言います。
関連記事貼っておきます。
ハフポストの記事です。
ハフポストって朝日新聞と提携していて、朝日新聞は社説でもジャニーズの性加害について書いてありますが、系列会社のテレビ朝日が報道しようとしないことについてどう思っているのでしょうね。報道しないなら提携をやめるくらいのことすればいいのに、そもそも新聞とテレビが同資本のクロスメディアは、メディアの自由度などを侵害する好ましくない者として排除すべきものですけどね。
もう一つが弁護士事務所の記事です。
良い記事だと思うのですが、この弁護士事務所ってよりによって、本来なら一番ジャニー氏の蛮行を大々的に報じるべき、でもスルーしている某ワイドショー番組のスポンサーなんですよ。
ジャニー氏の子どもに対する性的虐待を報じないテレビ局に広告を出すのって、その弁護士事務所自体が「子供の人権侵害を問題視していませんよ」って、メッセージを送っているようにしか見えないのですけどね。
途中ですが癒し画像。
動物同士ならただ純粋に美しいだけの「グルーミング」。
それを己の欲望のために子供を踏みにじる行為を表す語となるとは!
マオも怒っています。
タレントの話に戻りますが、ジャニー氏自体は2019年死去しており、これから先デビューする子はそんなおぞましい話とは関係ないとも言えます。
しかし、ジャニーズ事務所がこのことに対してしかるべき責任を取っていない現状で、平気で在籍してデビューするという事は、その人物の人権意識の希薄さを表しているともいえることでもあります。
そんな人物が脱退者多数でこれからじり貧になっていく事務所のタレントとして、デビューしても売れるのでしょうか?
悪いけど一般視聴者としては全力で拒否させていただきますが……。
少なくとも、マスコミ内のジャニーズの権力で、公共の電波を扱っているマスコミが無視すれば国民が忘れてくれる時代は変わったのだから、当該事務所もマスコミ各社も変わってほしいものです。
今週のお題「変わった」
「変わった」というより「変わってほしい」と言った方が近かったですね。
それではまた(^^♪。