昭和ネコ令和を歩く

~Show a Cat walk in 00~

民放キー局がジャニー喜多川の性加害を報道しない件

今回はジャニーズ事務所の創業者、ジャニー喜多川(2019年死去)の未成年に対する性犯罪と、それを報じようとしないマスコミ業界についてお話いたします。

今年の3月18日から20日にかけて、英国のBBC放送で4回に分けて、

「Predator : The Secret Scandal of J-Pop(J-POPの捕食者 ~秘められたスキャンダル)」という、ジャニー喜多川の未成年に対する性的虐待が報じられました。

 

ジャニー氏の性加害については私も1999年の文春報道を知っていましたし、その件が今取りざたされたのですね。

それに関する記事は二年前に書いたことがありますが、許されざることと言えば、その件を一切報じない日本のマスメディアの態度が、まったく変わっていないという事です。

mishablnc.hateblo.jp

 

それでBBCという海外の有名メディアに暴露されるなんて、日本という国そのものにとっていい恥さらしです。

性加害の内容は各自治体が定めている青少年育成条例に確実に抵触する「インコウ」であり、訴えたら犯罪として立証できるようなものもあるでしょう。

ただ、惜しいかな、性犯罪というのは申告制ですからね。

事務所内でのジャニー喜多川という絶対権力者に対する恐怖や、メディア業界そのものがジャニーズの権力におもねっているので訴えても無視され干される恐怖、そして大メディア企業の意に染まぬことをするのだからそれに対する社会的恐怖、そして心の傷。それらを考えると告発する人が少ないのもうなずけるし、潜在的な被害者は、私見ですがおそらく百人は下らないでしょう。

 

その悪辣さって、少年じゃなく少女に例えて見ればもっとわかりやすいでしょうかね。

アイドルを夢見た少女がとある芸能事務所に入って「合宿所」という寮みたいなところに入ったが、夜な夜なその事務所の社長が寝ている少女の誰かに性的行為を行う、そしてそれをしなければ売れないよ、と、先輩や関係者には言われ、もし事務所をやめれば芸能界で活躍する夢も絶たれる……。

はっきり言ってこんな芸能事務所、存続させていいのですか?

と、疑問に感じるレベルですよ。

被害者が少女でなく少年でも同じことです。

 

 

1999年に文春報道で、ジャニー喜多川性的虐待が明るみになったのに、今もだけどその当時も主だったメディアはそれを報道しませんでした。

 

主要メディアがその件を報道して、世間にジャニーズ事務所の闇の部分を知らしめていれば、被害にあわずに済んだ子は大勢いたはずです。

大手芸能事務所の社長が未成年に対して性的虐待を続けている事実をマスコミ業界が挙げて隠ぺいし、拡大した被害に対して業界は一体どう責任を取るつもりなのでしょうか?

 

これはすでに亡くなった人の個人的犯罪というだけではないです。

それを業界あげて隠ぺいに加担して広がった被害と、それによって広まった人権無視大国の汚名。

 

申し訳ないが、このままキー局がこの件について報じないというのなら、スポンサー各社にジャニーズタレントの起用について苦情を言わなければならないレベルです。

報じ方もNHKのように、アリバイ作りにしか見えないような、ニュース番組で一回だけ数分なんていうのでは納得できませんよね。

ジャニーズが関係してなきゃ、ワイドショーで大々的に特集してもおかしくないような、極めて卑劣な権力者による少年虐待なのですから。

 

前回紹介した雑誌の記事では、炎上と言っても大物を叩かず弱い者ばっかり叩いている、なんて文章がありましたが、ジャニーズという巨大権力に口をつぐんでいるメディア業界が何を言っちゃってるんでしょうね。

mishablnc.hateblo.jp

 

ちなみに、現在活躍しているジャニーズタレントに罪はない、とは、私は思いません。

その件に関しては、また長くなりそうなので、別記事にまとめます。

 

予告イラストはこちら。

 

 

最後にニャンズの癒し画像をどうぞ。

実はこの画像、次回予告のジャニー氏の性加害とタレントとの関係にかかわりのあるものです。

キーワードは「グルーミング」。

 

ではまた次回(^^♪。