昭和ネコ令和を歩く

~Show a Cat walk in 00~

吉本興業が文春を訴える ~いつかどこかで見た景色~

松本人志を中心とした女上納システムによるセイ加害報道で、吉本興業が文春を訴えると言っています。

 

自信満々に「事実無根」と、コメントされていたけど、どこの部分がでしょう?

 

ホテルの一室で飲み会があったこと?

その集まりがセイ的なことを目的としていたこと?

にもかかわらず女性たちに嘘ついてその部屋まで連れて行ったこと?

(携帯まで取り上げられたという話もあり、そもそも連れて行ったのが業界の先輩とかならその場で逃げるのかなり難しいよね)

女性の側に合意がなかったってこと?

(この事件に限らず、社会的な立ち位置が違う者同同士の『合意』形成って、上の者と下の者にはしばしば齟齬が生じます。しかしそれを盾にして下の者が嘘を言っているとか、今更とかコメントする一般人や同業者ってちょっとどうなのかな?)

 

どういう情報を吉本側が仕入れて『事実無根』を主張しているのかは知らないけど、これっていつかどこかで見た景色です。

 

 

 

そう、2000年代初頭、文春がジャニー喜多川が少年を食い物にしている醜聞を記事にして、これをジャニーズが訴えました。

 

訴えた内容は名誉棄損で、これは報道した内容が事実でも名誉棄損だけは認められる場合があります。そしてジャニーズへの名誉棄損は認められたものの、少年たちへのセイ加害は本当だと認定されたのです。

 

この裁判で認定されたジャニー喜多川の未成年への性虐待をちゃんとメディアが報じていれば被害者は減らせたかもしれないのに、と、いうのが、昨年取り上げられたジャニーズ問題の根幹の一つです。

 

当時のジャニーズ側にはそうやって週刊誌サイドに圧力かけると同時に、他のメディアにも脅しをかける意図があったのでしょうね。

 

素人目線からの判断ですが、それと同じ意図を今回の吉本興業の動きには感じますよ。

 

裁判自体は特定の案件が争われるでしょうから、どう決着がつくのかわかりません。

 

しかし、先ほども書いたように、芸能界の重鎮が下っ端芸人に女性の「調達」を頼み、場合によっては、その女性と下っ端芸人あるいは、松本人志のような重鎮の芸人との力関係によって、性的な事柄にまつわる意に染まぬ行為を強要することを、取り上げられた事件のみならず、日常茶飯事で行われていたのではないですか?

(そして、上の立場の芸人は「同意」の上と主張する)

 

それをジャニー喜多川の件と同じように、メディア業界は見て見ぬふりをしてきたのではないですか?

 

ちなみに、昨年のジャニーズ問題ではどや顔で、

「例の裁判では、実はジャニーズサイドが勝っていたのに偏向報道だ!国民は騙されてるんだ!」

と、ジャニオタさんたちがわめいていました。

 

そんなもん、ちゃんと知ってるわ。

未成年への性加害が認定されたのにそれを報じず、無駄に被害者を増やした当時のメディアの報道姿勢を問題視してるんだから、何言ってるの?

mishablnc.hateblo.jp

 

ジャニーズもそうだったけど、力のある芸能事務所って、どうして、圧力かけて隠ぺいして、悪事を暴露されることによるイメージダウンを防ぐってやり方しかできないのかな?

もうそれは通用しないんですよ。

 

☆本日の癒し~明るみにされたマオの悪事~☆

菜花盗み食い。

 

見られたのに気づいてそそくさとその場を去るマオ。

実は菜花の横に生えていた葉っぱの細い雑草をむしゃむしゃしていたらしい。

 

それではまた(^^♪。