前回の続きです。
アリバイ作りのための説明会
この問題に関しての私自身の主な情報源は、二回目の住民説明会の時の話と、あとは地元の方々との会話や地域の広報誌や新聞です。
一回目の説明会は2017年秋に行われました。
しかし、それについても後になって、説明会が開かれたことと、牛百頭以上も飼育する大型牛舎が建てられるかも、と、いう話を聞かされました。
百頭以上もの牛の悪臭、コアに影響を受ける地域だけで話が済むわけがないです。
しかも話が決まってくつがえせない段階で説明会⁈
本当にアリバイ作りのためだけに行ったっていうのが見え見え。
しかも本当はMという地域に建てるのに、Sという山沿いの地域だと虚偽の説明を行ったのですからね。
その後、署名運動がおこり、そして私は知らなかったのですが、積極的に反対運動にかかわった地域住民たちは冬の寒いさなかに反対のための行進もおこなったそうです。
当時は森友問題で紛糾していて熊本でも野党が森友問題の抗議の行進を行いその件はテレビのニュースでも扱われました。
野党っていくら与党の間違いを正すと言っても政治的思惑による揚げ足取りがちらちら見えます。それに比べて阿蘇の住民のこの件に関しては、純粋に自分たちの生活環境を守るための活動でした。
嘘と言い訳の「クラスター」
「クラスター事業」についてですが、クラスターと言えば今はコロナ感染の話で
よく聞かれる用語ですが「房」ということです。
TPPにかかわる補助金事業のばあい、地域の畜産の収益向上性をはかる取り組みの支援。
ただ家畜を育てて出荷するのみならず、その後の加工流通が一体化するように
支援するための計画。
つまりひとつづきの「ブドウの房」ということで、クラスターという言葉が使われています。
実際手を挙げた業者は牛を育てているだけでなく、加工品を楽天など有名な通販サイトで出品してて、牛肉専門レストランも経営している地元で有名な業者ですしね。
この問題でうんざりさせられたことは多々あります。
そのうんざりさせられたことの一つとして、県知事にしても「阿蘇地域畜産クラスター協議会」にしても、事業の意義を抗議する住民に滔々と説明したこと。
だれも事業そのものの否定をしていません。
「クラスター」という言葉がコロナ禍の今は、ネガティブな使われ方をしていようとも、当時の関係者のトップの安倍総理やオバマ大統領が好きだろうと嫌いだろうと関係なく、やり方次第では良い結果を招くかもしれません。
問題は地域住民を無視したまま進めたことです。
その後反対署名などが集められたにもかかわらず、事業主は工事を強行。
そして2018年3月27日に二回目の説明会が地元の小学校の体育館を使って行われました
森友問題・佐川氏なみの説明会
なぜ二回目の説明会の時だけわざわざ日付まで書いているか?というと、その日は森友問題で佐川氏の証人喚問が行われ、それがテレビ中継をされていた日です。
その説明会には近所のほとんどの人が出席しており、なおかつ田舎のため高齢者が多いからか、日中は証人喚問のテレビ中継を視聴した人が多かったのです。
「まあ、昨日はひどかったね(説明会のこと)。」
と、日があけた翌日に言われ、それから、
「いや、昼間に(森友問題の)佐川さんのやつ見てて、夜に(説明会に)行ったら言ってることが佐川さんそっくりなんだもん。」
との感想"(-""-)"…。
つまりその日の阿蘇の住民は、昼間のテレビで佐川さんの証人喚問を視聴して、なおかつ、夜には説明会で、佐川さんそっくりのごまかしに満ちた同様の口調の関係者の発言を聞かされたわけです。
わたしは証人喚問は見てなかったけど、確かに説明会に出席した関係者の口調はそれ以前に見た佐川さんとそっくり。
なんでまずいことやっちゃったって感じの役人(関係者)は、口調が似るのかな?
って、旦那に愚痴こぼした記憶はあるのですよ。
字数が増えてきたので、今日はここまでにして、説明会の内容はまた後日の記事にまとめます。
☆本日の癒し~重用の節句~☆
人間界は大変だけど、ねこ森町は菊の花の宴。
オスだけどおしゃれしてお姫様みたいなマオ。
ではまた(^^♪。
次回の記事はこちらです。