今日の午後たまたま付けたテレビ番組で池上彰さんの講義をやってました。
テーマはリニアモーターカーの開通に関することなのですが、現在静岡県の反対で工事が中断しており、予定していた2027年の開業が延期されそうとの話です。
静岡が工事に反対する理由
- 水資源(大井川)への悪影響
- 生態系への悪影響
- 残土の処理
リニアの沿線が大井川や天竜川など水系の複雑なところを通るので工事も特殊。
しかも残土は大井川の上流に盛り土をするとか。
デメリット山もりなのに、沿線による停車駅だけは静岡県のみスルーというJRの塩対応ぶり、それに県知事が怒っているのです。
この話に愛知県出身のタレントさんは「うちでは東京まで40分とかいい事しか聞いてなかったけど…」と、見識を新たにしたことをしゃべっていました。
自県だけの話を聞いているとわからないことってありますね。
例えばうちらの熊本県の話。
2016年4月熊本地震で大きな被害をこうむりましたが、それに対しての冷たいコメントを、あとで知ったことですが目にしました。
「自業自得」「よそが被害にあったときは冷たかったくせに…」などなど。
天災で被害にあったところに心ないコメントをする者は一定数いるのですが、理由のいくつかに、なるほどな、と、思うところがありました。
- 2011年、東日本大震災が起きた時、企業誘致において「地震の起きない熊本県にぜひ」というような発言を県知事がする。つまり他人の不幸にかこつけた利益誘導。
- 熊本は災害廃棄物受け入れを拒否した県。にもかかわらず自県が被災すれば他県に支援をお願いする図々しさ
- 九州を横断して宮崎まで通す道路か新幹線か、どちらか忘れたけど、それを熊本県だけは無駄だと反対。そりゃ熊本は他にも高速道など多く通っているが、宮崎は違う、熊本の反対のせいで計画がとん挫して当時の県知事の東国原は激怒していたとか。
これらの話は私が心底「熊本」という県を嫌いになった時に、ちょっと「ク〇」とか「自分勝手」とか、そのほかのワードと組み合わせて調べた話です。
ちなみに嫌いになった理由はこれね。
阿蘇JAや事業者や県職員などが地元住民の生活環境を破壊するような工事を、ペテンまがいの事務手続きで書類的には通して強行しようとした話。
おかげで第二の故郷としていた熊本県が大嫌いになって、そのあと、他府県から言われていたネガティブな意見を知ることができたのは「一つのことをひっくり返して見たらそうなるのだ」と、いう情報を知り得たという点では、大きな収穫でした。
(だからと言って住民としてペテンにかけられたことを許す気はないけど)
なにしろ他府県が震災を受けた後の企業誘致アピールも廃棄物受け入れ拒否も、はたまた高速道路反対も、これだけ県知事が県民のために頑張って主張してるんだぞってニュアンスでしか、地元のテレビでは報じられていませんでしたから。
裏返してこそわかる何か?
それではまた(^^♪。