本日1月17日は阪神淡路大震災の起こった日。
かれこれ25年の月日がたち、現在五十代のわたしも当時はまだ二十代。
二十五年前の震災の記憶
住んでいたのは大阪。
被害のひどい地域とは若干ずれていました。
早朝のものすごい揺れ(後の発表では震度4)で起こされたものの、事態をすべて把握できたわけではないので、その後いつものように会社に向かいます。
近鉄奈良線は動いていました。
しかし難波まで行くとそこから先の地下鉄などが運休となっており、会社にはたどり着けず、仕方なく家に帰って会社に電話をするもつながらず…。
と、いうのが当時私が経験した震災のすべてです。
その後の2016年に起きた熊本地震の方が、私としては一週間以上にわたる停電などもあり「被災した」と言えるような体験でした。
しかし日本人の意識を何らかの形で変えたという意味では、2011年の東日本大震災と並び称されるものでしょう。
阪神大震災が変えたもの
天災というものに関する意識
日本は四つのプレートがぶつかる地震多発地帯とはいえ、それまでは局地的に大きな地震があっても都市部でこれほどの死者がでる大きな転載を経験したことはなかったのです。
これ以降「活動期に入った」という言い方で地震が多発するだろうと推測され、実際その通りとなり、今までほとんど気にかけられなかった地震保険が注目され始めたのもこれ以降。
自衛隊(国防)に対する意識、
同じ年に地下鉄サリン事件などもおこり、そのときに活躍する自衛隊への意識が変わってきました。
わたしらが中学生の頃は自衛隊は憲法違反と教師が言ってたものな。
政府の災害対応に対する意識
自衛隊に対する意識とつながるけど、「初めてのことじゃから」などとほざいて一国の総理が震災をテレビで見物していたのがこの震災。
速攻で自衛隊に出動を命じて現地に入らせることができていれば、救えた命もあったものを!
(自衛隊は命令がないと動けません)
当時関西に住んでいた私としては、村山元総理のことを「阪神大震災で被災者を見殺しにした首相」といまだに称しています。
どんなに一部の思想信条の持ち主から評判が良くてもね。
(ただ最近のこれ見よがしに災害が起こるとヘルメットかぶってアピールする首相や閣僚、自治体の長については食傷気味だけどね。)
東日本大震災が変えたもの
原発(エネルギー)に対する意識
これについては今も議論がまとまらないみたいですね。
わたしは原発推進派でも反対派でもないけど、昔は地球温暖化に対応するための発電方法みたいなことも言われてたのですよね。
オーストラリアの火災など気候変動に伴う衝撃的な災害が起こり、これからもさらにひどい災害が起こる可能性がおこる状況"(-""-)"…。
もしあの震災で原発事故が起こらなければいまもそれにかこつけて、
「だから原発どんどん作ろうよ、火力発電からシフトしておこうよ」
って言い方されていたのかな?
う~ん、東日本大震災についてはそれ以外で、日本人の意識を変えたものは思いつかないです(~_~)。
思うに阪神淡路大震災はすでに25年たっているので、その時より変わったものをある程度頭の中で整理することができるのだけど、まだ十年もたっていない東日本大震災についてはそこまでできてないのかな?
火山の噴火もすごいですよ
今日がいくら震災の起こった日と言っても、わたし程度の被害で記事にしてもな、と思っていたので、最初は書くつもりはなかったのですが、実は昨日、こんな写真を撮りました。
蒸気機関車が煙を噴き上げているような感じだったので思わずパチリ!
(それは地震とは関係がないといわれているけど)
その後少しおさまったと思っていたら今年の4月再び噴火。
いまだに降灰などおさまっていない状態です。
噴煙はね何事もなければ白い色をしているのですよ。
水蒸気爆発だから。
それが2016以降、灰色に染まっってしまっています。
そしてそのときの天候や風向きによって、キノコ雲のように見えたり、もっと細く龍か蛇のように見えたり、全体に灰色っぽくなり単に天気が悪く曇っているようにしか見えなかったり、いろいろです(ーー;)。
火山に関する記事はこちら('ω')ノ。
火山噴火にしても地震にしても四つのプレートがぶつかり合う不安定な列島がうみだす自然災害という点では共通していますね。
☆本日の癒し~予知能力とかないの?~☆
???(熊本地震の時も動じず平然としていたワンコたち)